「ヘルプサイン」ってどうやって練習させたらいいですか?
子どももママも未来に希望が持てる家庭療育
おうち療育アドバイザー浜田悦子です。
こんにちは^^
保育園の先生から、
このようなご質問が届きました。
**ここから**
浜田先生のメルマガで
発達凸凹の子どもたちの対応を
学ばせていただいています。
先生の講座にはまだ出たことがなく
このような質問をしていいのか迷ったのですが・・・
先生の記事の中に出てくる
「ヘルプサイン」は、
子どもたちにどうやって練習させたらいいですか?
**ここまで**
ご質問、ありがとうございます^^
ヘルプサインって
聞きなれない言葉かもしれませんね。
勇気をだして聞いてくださって、
ありがとうございます!
今日は、
「子どもの自立に必要なヘルプサインについて」
お話しします。
この記事を最後まで読んでいただくと
今日からヘルプサインの練習を
はじめていただけると思います。
「ヘルプサイン」とは、
- 教えて
- 助けて
- 手伝って
このような行動を見ると、
- 気が短い
- わがまま
- 努力が足りない
などの、「困った行動」に映ってしまうかもしれません。
ヘルプサインが出せなくて困っているとは気付けずに
お子さんのこの行動だけを見て
- 慰めたり
- 励ましたり
- 無理強いしたり
この状態が続くと、お子さんは
「分からないことがあった時には、泣く」
「困ったことがあった時には、怒る」
という行動を繰り返してしまうのです。
発達障害やグレーゾーンの子どもたちは
自分が間違っていると思っていても、
正しい方法を自分で見つけることができません。
成長しても大人になっても、この状態では
ますます生き辛くなってしまいますよね。
ここからは、練習の仕方です。
①子どものヘルプサインの理解度を確認する
例えば、
「教えてってどんな時に言ったらいいかな?」
など、簡単な質問をしてみましょう。
②ヘルプサインを出しやすい環境を作る
例えば、
お絵描きの活動の時に固まってしまうお子さんがいます。
そんな時には、固まっているお子さんに対して
「教えて」と言ってもらったり
「教えてと言ったらすぐに教えるね」などの声かけます。
言葉が出にくいお子さんには、
あらかじめ「おしえて」と書いた紙を
目の前に置いておくことで言葉にしやすいかもしれません。
③周りの大人がヘルプサインを出す
先生や周りの大人が日常で
ヘルプサインを使っていくことが身近なお手本になります。
お子さんに「教えて」や「手伝って」など、
簡単な質問や用事を与えて
「ありがとう」と返すことで
お子さんも日常でヘルプサインが出しやすくなります。
④客観的に学ぶ機会を利用する
絵本などでヘルプサインを出す場面があったら
「こういう時は〇〇って言えばいいよね」
「こういう時は何ていえばいいかな?」など、
客観的に学ぶことで入りやすいお子さんもいます。
ひとりで何でもできるようになることが
自立と考えがちですが、
実はそうではないんですよね。
特に、
発達障害やグレーゾーンの子どもたちは
頑張ってもできないことがあります。
できるようになることは、
お子さんにとっても
保育者・養育者にとっても喜びですが
その前に「できるようになる土台」の
種まきをしてあげたいですよね^^
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**掲載していただきました!!**
朝日新聞デジタル(2021年10月1日)
朝日新聞(名古屋版 夕刊2021年12月15日):
グレーゾーン?発達障害?その時親親は…?2千人と関わった指導員の視点
毎日新聞(2021年8月31日):
新学期の「登校しぶり」 ヘルプサイン出しづらい子への向き合い方
(ひよこクラブ:2018年3月号)
(執筆・監修)
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