NFL(米国プロアメフトリーグ) オフの話題OP/今オフ就任したヘッドコーチ&コーディネーター | アメフト交差点

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チ五輪が番組表を埋め尽くしちゃうからNHKのNFLウィークリー・スーパーボウル編は今年は放送されないのかなぁと心配していたのですが、来週月曜に放送予定がありました!
また放送予定(次週分)のほうを更新したら確認して頂ければいいかなと!(´ω`*)

ではでは、さっそくNFLのオフの話題に行きたいと思います。
題して
「オフの話題OP(オープニング)」!www

まぁオフシーズンもNFLのほうはいろんな複雑かつ楽しい事柄がいっぱいあるのですが、特定のファンの方々でない限りはあんまり細かく見ていくとややこしいのでシンプルに注目点を。

①FAでの選手の入れ替わり&再契約
NFLのFA(フリーエージェント)解禁は日本時間で3月12日の水曜日。
この日からFAとなる選手たちが別のチームに移籍したり、もしくは現在所属しているチームと再契約をしたりっていうのが始まっていきます!
どの選手がどのチームに所属するのか?
チームとしては主力選手等と再契約して戦力維持を保てるのか?

FAには無制限FAと制限FA(RFA)っていうのがあったり、FA解禁前に各チームは一人だけフランチャイズタグを貼ることでその選手の流出を阻止できたりというのがあるのですが、その辺のややこしいことは今回は置いておきましょう。
NFL JAPAN.COM 観戦ガイド シーズンカレンダーのほうではそのあたりの細かいことも解説されているのでご参照ください('ω'))

②ドラフト
今年のNFLドラフトは日本時間5月9日~11日。
初日に1巡目、二日目に2巡目と3巡目、三日目に4巡目~7巡目の指名が行われます。
新たなNFLのスターを獲得するのはどのチームなのか!?

アメフトドラフトwikiでは、NFLドラフトとはいかなるものかということから今年の有力指名候補の情報まで日本語で記載されているので参考にしやすいです。
あとはDRAFTTEKのほうでコイツを指名しそう、みたいなのも書かれているので、有力選手たちのポジションと顔、どこのチームが取りそうかまで考えれて良い感じですよー!

まぁ大まかに分けるとこのFAとドラフトが注目どころ。
さてさてさっそく各チームのFA情報やニーズの話、といきたいところなのですがその前にアメフトにおいては重要なコーチのほうへ今日は話をうつしたいと思います。



~新しく就任したヘッドコーチ(HC)&オフェンスコーディネーター(OC)・ディフェンスコーディネーター(DC)~
Neverまとめで誰かが作って下さった
【NFL】新HC&コーディネーター陣(2014)のほうでは写真付きでのってますので、そちらもご参照下さい。
あと細かい経歴などはNFL - TSP SPORTSのチーム一覧からフロント・コーチを選択してもらえれば見れるようなので、そちらもご参照ください!

ではさっそく見ていきましょう!

<ワシントン・レッドスキンズ>
HC:マイク・シャナハン → ジェイ・グルーデン(前CINのOC)
OC:カイル・シャナハン → ショーン・マクベイ(TEコーチから昇格)

ベンガルズで3年間OCをつとめてQBアンディ・ダルトンとWR A.Jグリーンを軸としたウェストコーストオフェンスをうまく作り上げ、3年連続プレーオフ進出に一役買ったジェイ・グルーデンがHC就任。
元バッカニアーズHCで現在は解説者をなさってる闘将ジョン・グルーデンの弟さんでもあります。
アリーナのリーグでHC経験アリ。

個人的にはこのジェイさんはあんまり評価していません。
確かにダルトンとグリーンがルーキーの時から活躍した時は「おーっ」と思いましたが、3年やっててあまり成長が感じられないというか。
ダルトンが調子悪い時とかは、不調にもかかわらず無理にパスを投げさせたりすることがあって、もっとランとか短いパスでお膳立てしてからにすればいいのに~と思うし、あとは今年タレント豊富なメンバーがいた割にはそこまで魅力的な攻撃に仕上げれてなかったこともある。
プレーオフで勝てなかった戦犯の一人でもあると思ってます。
なんか工夫が足りない。
なのでHC就任って聞いたときは「えwww」って感じでした(笑)
しかしまぁそこそこ無難に攻撃を組み立てることはできる方ですし、レッドスキンズではQBのRG3(ロバートグリフィン3世)を指導することになるので楽しみではある!
ある程度ランパスをバランスよくコールしてあとはRG3の能力を頼る、っていうのでけっこううまくいくと思いますからね。
ダルトンはプレーコールでのせてあげなきゃいけないから歯車がかみ合わないといけないけど、RG3は多少QBのチカラが問われるプレーコールをいれてもやれると思います。
OCのショーン・マクベイはジェイがバッカニアーズ時代とアリーナリーグ時代の同僚ってことで雇われたみたいです。
まぁOCとは名ばかりでプレーコールはジェイがいれるので、あんまし影響はないかな。

それよりDC!!
かつてのジェイの上司だったらしいとはいえ、ジム・ハズレットを解任しないとは。。
正直昨年のレッドスキンズの低迷は守備の責任がけっこう重いと思っているので、これはビックリ。
ウェイド・フィリップスとかに替えたほうがよかったと思うけどなー


<ダラス・カウボーイズ>
パスOC:スコット・リネハン(前DETのOC)
DC:モンテ・キフィン → ロッド・マリネリ(DLコーチから昇格・その前はCHIのDC)

まずオフェンスですが、パッシングゲームコーディネーターとして前ライオンズのOCをやってたスコット・リネハンを招聘。
もともとチームにはビル・キャラハンというOCがいて今年は彼がプレーコールをしていたのですが、今季のいつからかHCのジェイソン・ギャレットがその権限を回収してまたプレーコールを出すようになった(らしい)。
でもそれでもうまくいかないからリネハン連れてきて、今度は彼にプレーコールを出させる予定らしい。
なんとややこしいwwww
そもそもギャレットHCがプレーコールをやるとろくなことがないんですよねー
なんかあんまりゲームの流れを考えずにコールしてんじゃないかって思う時があるくらいで(*´Д`)
なのにまたプレーコーラーやっちゃうし…
リネハン呼んでもHC変わらないことにはなかなか厳しいと思います。

DCのほうはマリネリさんが昇格。
今年はLBを中心に崩壊しちゃったディフェンスですけども、立て直せるか。
ベアーズ時代に堅守を作り出したイメージの強い方ですが、その時もモンテ・キフィンがクビになった後DLコーチから彼が昇格して飛躍的にいい守備に仕立て上げました。
再現なるか?
ただもう少し素材のいい選手たちがそろわないことには厳しいですね。
人脈をいかしてベアーズから選手輸入するかな?


<ニューヨーク・ジャイアンツ>
OC:ケビン・ギルブライド → ベン・マカドゥー(前GBのQBコーチ)

イーライとコンビでやってきたギルブライドさんが引退。
まぁ今季は散々なオフェンスでしたし、ジャイアンツが勝つときって守備がいいのとイーライが奇跡を起こすことが多いだけやったっていう見方もできますからやむをえませんね。。
彼が引退後、前バッカニアーズOCでその前はジャイアンツのコーチをしてたマイク・サリバンがOCに就くのではないかと言われていたのですが、やってきたのはベン・マカドゥー。
なかなかの頭脳明晰かつフットボールの深い知識があって注目はされていたようですが、今回が初のOC就任です。
コフリンHCはオフェンス出身のコーチではあるけれどおそらくゲームマネジメントとメンタルコントロールに徹することを続けるでしょうから、おそらくオフェンスはマカドゥーさんに一任されるでしょう。
彼はパッカーズのマッカーシーHCの門下生ですから彼がやってる縦へのパスも狙いどころでねらっていく近代風ウェストコーストオフェンスをやるのかなぁ
まぁでも若いコーチですし臨機応変に対応はしていくでしょう。
未だに並のあるイーライ・マニングオフェンスを安定させることはできるのでしょうか。


<タンパベイ・バッカニアーズ>
HC:グレッグ・シアーノ → ロヴィー・スミス(前CHIのHC)
OC:マイク・サリバン → ジェフ・テッドフォード(前カリフォルニア大HC)
DC:ビル・シェリダン → レスリー・フレイジャー(前MIAのHC)

こちらは総入れ替え。
そもそもバッカニアーズはグレッグ・シアーノが厳しいコーチングスタイルをとったことで内部的にごちゃごちゃしちゃって、結果今年低迷したと言えますから致し方ないですね。
そして新HCはロヴィー・スミス!
かなり人望が厚い方、いつも冷静沈着で心配そうな顔をしてサイドラインに立っている方、アットホームな優しい雰囲気でチームを作っていく方、というのがイメージとしてあります。
ベアーズ時代のスミスさんに関してはlovie_the_dogさんがやっておられるシカゴ・ベアーズのブログ、BEAR DOWN! Chicago Bearsの新しい出発:2013年のベアーズという記事で分かりやすく紹介されていますのでぜひご参照ください。
彼をHCに招聘することで選手たちはかなりやりやすい環境になるんじゃないですかね。
グッとしめつけられてただけにきっとやりやすいはずです(笑)
おそらくディフェンスのほうはフレイジャーDCと一緒に個人能力を活かせるのびのびとしたスキームでいくのではないでしょうか。
(ちなみにフレイジャーDCもまた穏やかな方!)

オフェンスをどうするか。
ベアーズ時代も強固な守備を持ちながら優勝にたどり着けなかったのにはオフェンスがうまくいかなかったという事情があります。
まぁしかしスミスさん自身は守備マインドなので、オフェンスのいいコーチに巡り合えないことには難しい。
そこでバッカニアーズはジェフ・テッドフォードをOCに招聘。
最近で言うと彼はカリフォルニア大学のHC時代、パッカーズのアーロン・ロジャースを育てたことでも有名なようです。
NFLでコーチをやるのは初めてで、果たしてうまくいくのかどうか。
最近はカレッジからNFLに来たコーチが成功するパターンも多いですからね、期待したいところです!
QBマイク・グレノンをいかに育てていくのかも注目です。(先発QBをドラフトでとって替えるんじゃないかとかいう話もありますが、個人的にはグレノンのままいくと予想)


<ミネソタ・バイキングス>
HC:レスリー・フレイジャー → マイク・ジマー(前CINのDC)
OC:ビル・マスグレイブ → ノーブ・ターナー(前CLEのOC、その前はSDのHC)
DC:アラン・ウィリアムス → ジョージ・エドワーズ(前MIAのLBコーチ)

こっちはバッカニアーズとは対照的に、優しいコーチから厳しいコーチへ。
しかしマイク・ジマーはシアーノとは違ってかなり熱血で厳しいコーチであるにも関わらず直球で選手たちと接するから人望は厚いそうな。
ベンガルズでは強力なDL陣によるプレッシャーディフェンスを中心に、リーグ上位の守備を作り上げました。
かつてカウボーイズでコーチしてる時に元HCビル・パーセルズからヘッドコーチとしての仕事はいかなるものかというものを学んでいたようで、今回も就任後さっそく相談はしてるようです。
バイキングスもけっこういい選手はそろってると思うので、あとは彼がメンタル面でのコーチングをして、そして相手にしっかりヒットする守備システムを入れれば面白いチームになるかも。

OCのほうはノーブ・ターナーが就任。
HCでは活躍できないけどOCだと活躍できるタイプの人。(笑)
WRジェニングスやパターソンというロングパスのターゲットとなる選手たちがいるので、彼のシステムはフィットするかも。
ピーターソンもいるしかなりやりやすいでしょう。
あと問題は肩が強いQB、かなww
ポンダーは厳しいかなぁ
マット・キャセルを残すくらいならポンダーを控えにして、新人を先発にするとかもアリやと思いますけどもね。


<デトロイト・ライオンズ>
HC:ジム・シュオーツ → ジム・コールドウェル(前BALのOC、その前はINDのHC)
OC:スコット・リネハン → ジョー・ロンバルディ(前NOのQBコーチ)
DC:ガンサー・カニンガム → テリル・オースティン(前BALのDBコーチ)

シュオーツさんはそこそこライオンズを立て直しましたが、結局そこそこに終わっちゃいました。
QBスタフォードの「カルビン・ジョンソンにだけ投げたい病」と「よくわからないけどコントロール悪くてINT頻発する病」を治せなかったこと、ゲームを不利にしてしまうような無駄な反則が多いこと、簡単に言っちゃうとこの2つを改善できなかったためにうまくいかなかったという感じですかね。
あとスペシャルチームもそんなよくなかったってのもあるみたいです。

そして新HCはジム・コールドウェル。
コルツ時代は元HCトニー・ダンジーの後を継いでいい成績を残すも、ペイトン・マニングがシーズン全休って決まった後バタバタして2勝しかできず解任。
まぁこれはしょうがないですね。
マニングが急にいなくなったらそら誰がHCでも統率しなおすのは難しい。
ただ変にケリー・コリンズとかを連れてきてQBやらしたのはあんまりよくなかった。。
んで、その後昨シーズンはレイブンズのQBコーチに就任、シーズン後半からOCに昇格して見事にSB制覇に導く。
ここまではお見事だったんですが、今季は。。。
なぜかFBボンテ・リーチをいれたⅠフォーメーションのランを全くやらない、結果ランニングバックがあんま走れない、パス投げまくる、パス失敗→パス失敗→INT
こんなのの繰り返しでした(*´Д`)
昨年はちゃんとランもうまいことからめて良い感じだったのに何故。。
たぶんフラッコを一皮むけさせようとしたんだろうけど、裏目にでましたね。

そんな彼がまさかHCに就任するとはww
これもびっくりでした。
まぁOCとしてはアレでもHCとしては素質がまた違うし、コルツ時代は実質マニングがHCみたいなもんだったし、彼自身が彼自身のチームとしてどういうチーム作りをしていくのかは見ものです。
(ちなみにマニングはわざわざライオンズに電話かけて、コールドウェルを推薦しますっていうたらしい。ええやつwww)

OCは第1回、第2回優勝HCのあのビンス・ロンバルディーのお孫さんのジョー。
セインツではQBコーチとしてブリーズをサポートしてきましたが、ライオンズではQBスタフォードをいかに育成するか。
彼にとっても初のコーディネーター職なので未知数ですが、楽しみ。

DCは前レイブンズのDBコーチのオースティン。
彼に関してはあんまり情報がないのでそういう意味で未知数なのですが、おそらく守備は彼に一任されるでしょうから重要な役割を担います。
フロントには強力なメンバーがいるだけにあとはDBをもう少し鍛え上げて、いい守備を構築したいところ。


<セントルイス・ラムズ>
DC:ティム・ワトソン → グレッグ・ウィリアムス(前TENのシニア守備アシスタント、その前はNOのDC)

報奨金問題で物議を醸しだしたあのグレッグ・ウィリアムスがDCとして再降臨。
彼はめっちゃブリッツをいれるのが好きで、LBとかDBとか関係なしにいろんな角度からつっこませてQBを仕留めにいくのを好みます。
そういうスタイルのコーディネーターだけに、今のラムズのメンバーにはあんまりフィットするようには思えません。
クインやロングという素晴らしいパスラッシャーがいるので、どちらかというと前は前の4人だけでプレッシャーかけて後ろのカバーをいろいろやるほうがいいとは思うんですけどねー
まぁHCジェフ・フィッシャーのお友だち人事といえばそれまでですがw
どうせならフィッシャーは弟子のシュオーツを迎えたほうが良かったと思うけどなぁ
まーでもグレッグ・ウィリアムスのアグレッシブディフェンスがどう転ぶのか見てみたいと思います。

…それよりOCはブライアン・ショッテンハイマ―でほんとに大丈夫かよ?(笑)


<バッファロー・ビルズ>
DC:マイク・ペティン → ジム・シュオーツ(前DETのHC)

ペティンがブラウンズのHCに昇格したため、空席になったところでシュオーツさんが招聘されました。
ビルズにはマリオ・ウィリアムズ、カイル・ウィリアムズ、マーセル・ダレウスなど強力なDL陣がいますゆえ強烈なアタッキング守備を好むシュオーツさんにはぴったりなんじゃないでしょうか。
なかなか手ごわいディフェンスを作り上げそう。
オフェンスとかみ合えばいつ躍進してもおかしくない気がします…!


<マイアミ・ドルフィンズ>
OC:マイク・シャーマン → ビル・レイザー(前PHIのQBコーチ)

マイク・シャーマンの攻撃はちょっともう時代遅れ感が否めなかった感じがありますね~
ベテランのコーチたちは現代版に対応していかないと難しい。
そもそもフィルビンがHCとしてやりやすいようにまずお師匠さんであるシャーマンをOCにしたというのがあるでしょうから、その役割はしっかり果たしてもらって変わり時なのかなってのもありますね。
ビル・レイザーはQBコーチとしてイーグルスのニック・フォールズ躍進に貢献。
この感じでタネヒルも、っていうのがチームの望みですね。
ただプレーコールはどうするのかな?
ビル・レイザーはまだNFLでプレーコールをしたことは無いようなので、もしかしたらフィルビンHC自らプレーコールをする可能性もあるのかも。


<テネシー・タイタンズ>
HC:マイク・マンチャック → ケン・ウィゼンハント(前SDのOC、その前はARIのHC)
OC:ドウェル・ロゲインズ → ジェイソン・マイケル(前SDのTEコーチ)
DC:ジェリー・グレイ → レイ・ホートン(前CLEのDC)

マンチャックさんはスティーラーズのOLコーチに就任したようです。
もともとポジショニングコーチくらいがちょうどあってそうな方ですからね~
そして、チャージャーズで見事にQBフィリップ・リバースを成長させたケン・ウィゼンハントがHC職に復帰。
ARI時代にもカート・ワーナーを復活させた方ですし、オフェンス面で相当期待されているでしょう。
QBジェイク・ロッカーをうまく指導すれば躍進の可能性もあります。
しかしロッカーは怪我が多いですから控えをどうするかが大きな問題ですね~
ベテランかつ一定の実績がある選手が欲しいところですが、ベアーズからFAになるマッカウンとか取りたいでしょうね。
クリス・ジョンソンのプレースタイルはパワーラン重視のウィゼンハントオフェンスにはマッチしないから放出されると予想。
あとはARI時代とSD時代一緒にやった選手をどれだけ入れるのかも見どころです。
OCは一応いますが、おそらくウィゼンハント自身がプレーコールをするでしょう。

DCはウィゼンハントとPIT時代、そしてARI時代をともにしたレイ・ホートン。
3-4守備の方ですね。
実績のあるコーチですし、こちらも楽しみです。


<ヒューストン・テキサンズ>
HC:ゲイリー・クービアック → ビル・オブライエン(前ペンシルベニア大HC、その前はNEのOC)
OC:リック・デニソン → なし
DC:ウェイド・フィリップス → ロメオ・クレネル(前KCのHC)

長い間チームを率いたクービアックが解任。
今季は倒れて緊急搬送された試合もあった中で、その後けっこうすぐに解任されてかわいそうではありますが、ちょっと攻撃がマンネリ化しすぎて相手に攻略されたこともあって仕方ないですね。
そしてビル・オブライエンがHC就任。
ペイトリオッツでハイパーオフェンスやってた印象が強い方ですけども、ペンシルバニア大では前HCが性的虐待問題を引き起こしてゴタゴタした中でチームを立て直した(通算15勝9敗)ということが評価されてるみたいです。
テキサンズはもともとRBフォスター、WRアンドレ・ジョンソンとホプキンスなどタレントも豊富なチームですし、戦術を変えれば成績も飛躍的に上昇する気がします。
QBは1位指名権を使ってブリッジウォーターをとるでしょうから、彼を成長させることができれば将来的にも安泰。

守備の方もメンバーはそろってます。
ロメオ・クレネルはHCではダメダメだけどDCなら輝くタイプの人なんで、そんなに問題はないでしょう。
ブリッジウォーターに負担をかけないためにも守備である程度ゲームをコントロールできるようにしておきたいところですね。


<ボルチモア・レイブンズ>
OC:ジム・コールドウェル → 
ゲイリー・クービアック(前HOUのHC)

コールドウェルが抜けちゃいましたが、前述のライオンズのところでも言ったように今季のコールドウェルのプレーコールには「?」がいっぱいついていましたので、クービアックのほうが断然イイと思います。
クービアックのオフェンスはまずランを出す、プレーアクション、でまたラン、短いパス、でラン、でプレーアクション、みたいな感じでシンプルなモノという印象があります。
ただそれらを一つ一つ丁寧にやるのでうまくいくと。
ランに関してはゾーン・ブロックのシステムを使うと思いますが、クービアックの場合はちゃんとⅠフォーメーションからランを構築していくのでレイ・ライスやバーナード・ピアースとしてもやりやすいでしょう。
問題は同じような形、先ほど言ったようなランと短いパスでリズムを作ってからでないと進まないような形ばっかしが続くのでマンネリ化しやすいこと。
QBだけのチカラでゲームを作るような攻撃システムをとらないこと。
この2点があげられると思いますが、もともとジョー・フラッコをリズムにのせるにはこういう形がいいと思いますし、ある程度シーズン序盤でリズムが作れればフラッコのチカラに頼らないといけないシチュエーションになってもうまいことやるんじゃないかと思います。
マット・ショーブよりはもともとの才能がフラッコのほうがあると思うので、シーズン深まるにつれていいオフェンスになっていくんじゃないかな。


<シンシナティー・ベンガルズ>
OC:ジェイ・グルーデン → ヒュー・ジャクソン(RBコーチから昇格)
DC:マイク・ジマー → ポール・ガンサー(LBコーチから昇格)

OCとDCが両方同じタイミングでHCに就任してしまったので、内部昇格人事となりました。
しかしベンガルズはホントに変えなきゃいけないのはポストシーズン0勝5敗のマービン・ルイスHCだと思うのですが。。
優秀なコーディネーターがいなくなったことで来季どうなっちゃうのか心配です。
選手としてはいいメンバーがそろっているので、あとはいかにコントロールしていくかですね。


<クリーブランド・ブラウンズ>
HC:ロブ・チュジンスキー → マイク・ペティン(前BUFのDC)
OC:ノーブ・ターナー → カイル・シャナハン(前WASのOC)
DC:レイ・ホートン → ジム・オニール(前BUFのLBコーチ)

わずか1年でHCもコーディネーターも全員変わっちゃうというドタバタ劇場。
HCに就任したのはレイブンズ→ジェッツでレックス・ライアンとともに強烈かつ複雑ななプレッシャーディフェンスを作り出したペティン。
なんか記者会見の様子とかを見ていてもHC職が似合いそうな雰囲気の方で、楽しみです。

OCは前レッドスキンズのカイル・シャナハン。
レッドスキンズではお父さんと組んだことで逆にうまくいかなかった面もあると思いますが。。
しかし実績はあるしある程度の攻撃は作れる人なので、ペティンHCが守備を強固にしてくれればそれなりにいい結果を出せるとは思います。
問題はQBをどうするか。
カズンズを無理にひっぱってくるくらいならドラフトで指名するかホイヤーで1年様子を見る方がいいと思うのですが、カイルのエゴだけで調達するのだけはやめてほしい。
あとはテキサンズ時代の教え子ベン・テイトを獲得するのかな?
ゾーン・ブロックのシステム用にオフェンスラインもそろえる必要がありそう。


<サンディエゴ・チャージャーズ>
OC:ケン・ウィゼンハント → フランク・ライク(QBコーチから昇格)

ウィゼンハントがタイタンズのHCになっちゃったので、フランク・ライクが昇格。
なんでも彼はビルズ時代にプレーオフで32点差を逆転させたQB「ザ・カムバック」らしく、コーチとして云々以前にそこに驚いた次第なのですがwww
チャージャーズはマッコイHCもいますし、オフェンスに関してはウィゼンハントが抜けたからと言って急激に変わることも無いでしょう。
来季も楽しみなチームです!


さて、これらのコーチ陣がいかにチームを活躍させることができるのか、そして来季はどのコーチのクビが飛んでしまうのか、シビアな世界なので変動は激しいですが長期政権を作り上げることに期待しましょう!