サイン会ありがとうございましたと新連載 | 猫痙攣

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鉄クズ拾い日記


12月24日サイン会無事終わりました、ありがとうございました。


サイン会の出席率は整理券が全部なくなっても70%~80%という中で92人の方に来ていただきました。

多分出席者のほとんどが「二度目はない」と確信して来ていただいたんだと思いますが、全くその通りであり、かと言ってサインにプレミアがつくわけでもない、という状況です。


わざわざ来ていただいたのに、参加できなかった方も少なからずいたそうですが、皆さん文句を言うでもなく御理解いただけたということで、やはりクレムリン読者は常識人、苦と言う苦にじっと耐え続け、人知れずトイレで吐いてるような人ばっかりなんだな、と改めて感動しました。

実際、サイン会に来られた方も「漫画家のサイン会には必ず一人はシックスセンスに目覚めている人が来る」という常識を覆し、礼儀正しい方ばかりでした。

モーニング編集部一のキ○○イさばき名人と言われた、担当さんはやや物足りなさそうでしたが、何事もないに越したことはありません。

初代担当さんはこの日の為にか、頭を矢印型のモヒカンにしてくるという、何故50近くなって、そんなトークが面白くない若手芸人みたいな発想なのかと思いましたが、おかげで場の空気が暖まりました。

もちろんここで散々「殺人鬼顔」と言われている担当さんも来ていたのですが、彼の狂気は少し接したぐらいじゃわからないのが残念な所です。

最初は礼儀正しい普通の人のように感じるのですが、接すれば接するほど、薬物で1万人ぐらい殺しそうな狡猾さと昼食の並びでキレてメキシコ人をぶん殴ってしまうような(実話)アグレッシブさをビンビンに感じるのです


私が喋ったのは2分ぐらいでしたが、特に面白いことも言えずむしろ100回ぐらいすべった(目にもとまらぬ速さですべった)と思う。

当初、台車つきのゴミ箱に入って登場するという案も本気で考えられたのですが、うっかり1回入ってしまうと二度と出られない可能性があるので(居心地良すぎて)普通に歩いて登場となりました。


それとたくさんの贈り物ありがとうございます。


みなさん、火垂るの墓の冒頭、清太におにぎりを置いていく人の心境で持ってきて下さったんだと思いますが、今日なんか、みなさまがくれた食べ物しか口に入れてません、お恵み物だけで生きてます、本当にありがとうございます。



☆ ☆ ☆



そうこうしているうちにコミックゲートアッシュでの新連載「アンモラル・カスタマイズ」が始まりました



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スマートフォンで配信中とのことですが

http://www.kadokawa-cgate.co.jp/con/ash01/03/index.html

ニコニコ静画の方がみなさん見やすいかと思います


http://seiga.nicovideo.jp/watch/bk1232


この作品の担当さんは、クレムリンの初回がモーニングツーに掲載されてからすぐ応援のメールをくれたという大変変わった方であり(先見の明があったとは言い難い状況)負ける技術のこの回 の「巻くだけダイエット」をくれた方でもある

ダイエットは光の速さで投げ出したが、本とバンドは今もちゃんとある、ゴムゆえに首を吊るにも適さない代物なのだが、捨てずにおいたことで縁も切れなかったのか2年越しで、この度一緒に仕事をすることとなった。


先日書いた通り当初は「女性誌を読んだ感想をエッセイで」というような話だったのだが、そんな自分の顔ばっかり描きたくない、閉経する、との理由により「エッセイは他誌でやっている」「ネタがかぶったら後々問題が」とゴネた所「じゃあ力士が女性誌を読む漫画というのはどうか」という黄金のアイディアをいただいた。


確かに自分のツラよりは力士を延々書いた方が5億倍エキサイティングであろうが、画力の問題で多少きびしい(大体のアイディアを画力の問題で断念している)というわけで言われた事を9割無視して、ネームを出した所、もう良いわかった、だが動物は出せ、いう折衷案をいただき本作は完成した。



大体月末ごろに配信予定なので宜しくお願いします



ちなみに負ける技術アンモラルカスタマイズ も「いずれ本に…」という甘言に操られて描いているのだが、確実に売れない本を出すほど景気は良くないと思うので、出版社が「イけるかも」と誤解するぐらいのアクセスをいただければと思います。






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