うたの☆プリンスさまっ♪【四ノ宮那月】 | 猫痙攣

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鉄クズ拾い日記

四ノ宮那月 攻略(以下ネタバレ注意)


メガネである


古来より「メガネに捨てキャラなし」と言われるほど、良い意味でもすごく悪い意味でも印象に残るキャラが多い。

むしろメガネの働き如何でゲーム自体の評価が決まるとさえ言える(私の中で)ので、彼のパフォーマンスには期待したいところである。


彼は少年期はバイオリニストとして活躍するも諸事情で辞め、その後ヴィオラ奏者として高い評価を得るもなんとなくしっくりこなくて辞め、今はアイドルを目指しているという音楽の天才であり。

正確はおっとり天然タラシ、そして二重人格、というこの時点で通る道がないほどの過積載である。


音也が最初からフレンドリーだったのに対し、彼は最初から落ちており、4月の段階で、天使だのミューズだの運命だのと主人公にベッタリ接してくる。


どうせこれから矢継早に厄介なことが起こるのだから、ここで終わっていいのではと思ったが、早くも5月の時点でこうなった



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ろくでもなくなることはわかっていたが、そのスピードが速すぎる

他のキャラでも似たようなことをしているので説明は省くが、主人公を人質にしての学園長とのバトルイベントである。

「イケメンが命をかけて助けてくれる」というシチュは萌えとして鉄板であるが、何せそのイベントがほぼ全キャラ用意されているため

そうちょくちょく主人公を何かに縛り付けるんじゃない!いい加減にしろ!とも言いたくなる



ちなみに那月の二重人格は当初メガネの着脱で起こり、メガネが外れると、スーパーサイヤ人といよりは大ザルになってしまい、大暴れし、地面に亀裂を入れたりしてしまう


この那月の二重人格は、他キャラ攻略時には単なるおもしろイベントとして描かれているが、那月攻略ではとても深い意味を持ってくる


銅像を木端微塵にしつつも、那月シナリオは前半特に問題なく進み、ガンガン新密度は上がっていくのだが、いざガチで告白されると、今までガン無視していた「恋愛禁止」というルールを主人公が突然思い出してしまい、反射的に那月を拒絶してしまう


そのことで深く傷つき、自我を守るために那月の別人格がまた現れてしまう


しかし今まで那月の別人格は、ただ理性もなく暴れる大ザルキャラだったのに、なぜかこの時から普通にしゃべり、(性的にも)ドSキャラ(男女問わず)と言った感じになっている。


貴様設定が変わっているではないか!!

BLゲームによくいる感じのキャラになるんじゃない!


と、主人公はもちろん優しいので言わない


ちなみに那月の別人格の名前は砂月といい、バイオリン奏者の時に慕っていた女講師にこっぴどく裏切られた時に自我を守るために生まれたという設定である


音楽関係で女に裏切られててアレなことになっちゃうなんて、まるで夜王のアミバ様こと女衒の零のようである。


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才能あるピアニストだったが同じくピアニストだった恋人がチャンス欲しさに先生に枕営業をしかけ、その現場を砂被り席で見てしまうというこんな顔だが可哀想な人


砂月は「那月を守れるのは俺しかいない」と、一人カップリングという斬新なスタイルで、主人公を時には性的に脅し遠ざけようとするも。

大体乙女ゲーの主人公は「危ないかもしれないけど自分は大丈夫だろう」という理念で動く上に実際その通り(全年齢ゲームだから)なので、危険な砂月にも近づき、出てこなくなった那月を出そうとする。


そうして、クリスマスパーティ後の雪の中、那月を待ち続け、もうちょっとでネロとパトラッシュを迎えに来た業者と同じ奴が来そうになったところで那月は帰ってくる。


この辺から那月と砂月な頻繁にスイッチングするのだが、砂月にも那月と同じように接する主人公に対し、ついに砂月まで主人公のことを好きになってしまう(さすがバスターソードの使い手)


しかし二人なのに三角関係とはこれいかに…と思っていたところで 

はい砂月消えたー!!(愛川欽也の声)


主人公に那月を託し、砂月の人格は消えてしまうのである

こんな書き方をしといてなんだが、砂月が消えるところは結構グッとくる


消える前に砂月は那月宛てに手紙を残しているのだがその書き出しが「この手紙を読んでいるころには俺はもういないだろう…」というビックリするほどのテンプレで始まるので本当に驚いた(なおこの手紙は読み終わった後に爆発する、と続いても何ら違和感がない)


要約すると「幸せになれ」と書かれている手紙に、那月は涙し、主人公の歌で卒業オーディションで見事優勝を収める


ちなみに那月シナリオは今までプレイしたキャラ中最も「恋愛禁止」が無視されており、シャイニング早乙女も、那月の病状があまりにも深刻すぎたため、那月には主人公が必要ということで、恋愛も特別に許可されてします。

ビッグフットと闘った音也は(略)


無事アイドル&作曲家としてデビューした、那月と主人公、寮も隣同士(もうこの事務所はタレントにやってほしいのかほしくないのか)

でエンディング恒例のやりますか!となった所でなんと砂月人格が帰ってくる


これから、スーパーセクシータイム!というところで、しゃしゃり出てくるなんて、お前はボールをゴール前まで運べ、俺はシュートを決める、と言われたようなものですよ、さすがの那月もあとでブチ切れですよ!


と思ったが、砂月と那月の人格は統合した、とのことで、今まさに主人公とやろうとしてるのも那月であるという、納得いくようないかないような説明をされて、終了する。



まさにメガネに捨てキャラなし

道路交通法完全違反の過積載シナリオであった

君はもうちょっと問題点を絞ってきてもらえるか!



次回翔ちゃんで、メインキャラ攻略は終了







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