ここに戻ってくるのは、新刊や新連載の告知ではなく、新しい乙女ゲーをやった時だけ、と思われているかもしれないが、その通りである。
と言っても、新刊と全く無関係と言うわけではなく。
8月29日に１巻が発売するニコニコはんしょくアクマ 1
は、乙女ゲーマーの女子が主人公である。心の奥底では「このままでいいのだろうか」と思いつつも、趣味に没頭していたオタク女子が、とある男との出会いによって自分を変えようとする、頑張る女子に贈る、ヒューマンラブストーリー…ということは一切なく。
「オタク趣味を悔い改める必要など一切ない」と考えるヒロインと、彼女を孕ませようと奮闘する悪魔の話です（ほか出演：重度の腐女子）よろしくお願いいたします
そしてその刊行を記念して、また乙女ゲーのレビューをしようという算段である。
☆☆☆
以下ゲームのネタバレ注意
今回プレイするゲームは「 Score Cosmos×Camellia」というゲームだ。
第一印象は「PCなのにエロゲーじゃないなんて斬新」
その感覚が正常かは置いておいて、主人公は神社で巫女のアルバイトする高校生、もちろん17歳である。
とにかく乙女ゲーの主人公の１７歳率は異常であり、「乙女ゲーの主人公が成人してていいのはエロゲーだけ」と言われるほど１７歳信仰が強い世界なのである。
しかし主人公の年齢はともかく、リアル１７の時には乙女ゲーはやらない方が良いという意見もある。
あくまでも１０代の時は３次元の男と恋愛すべきであり、乙女ゲーは全て終わった余生で楽しむべきという考え方だ
つまり乙女ゲーの対象年齢は８０以上ということであるが、個人的には、10代の時にもやっておくべきだと思う。
というのも大人になってから乙女ゲーをすると「乙女ゲーを常識的視点でやってしまう」という非常識極まりない行為に出てしまうからだ
端的に言うと１７歳のヒロインが30歳以上のキャラと恋愛することに対し、リアル１７歳の時は何も思わないが、自分が３０過ぎてからやると「とんでもねえことだ」と気づいてしまうのである。
17歳の時は「年上の彼と大人の恋…」と思っていたものが30過ぎると「淫行だ！岡っ引きを呼べ！」となってしまうのである
落ち着け！事件は画面の中で起こっているんだぞ！
と思うが、どうにも野暮なツッコミがとまらず、エロゲーをやっていても、避妊描写がないエロシーンに「脳内でコンドームをかぶせる」等、どちらかというと今の方が現実とゲームの区別がついていない感じになってしまうのである。
できればそんなことを考えずにプレイしたいと思うのだが、間が悪いことに、このゲーム、メイン攻略キャラ２名が両方３０過ぎなのである。
もうこの時点で、あかんやつやー！と叫びながら蓮舫みたいなスーツを着込んで「脱法交際じゃないですか？脱法交際改め危険交際じゃないですか？」と詰め寄ってしまうのである
しかし何度も言うが全て画面の中で起こっていることである。
できればそういうことを考えずにやって行きたいと思う（二回目）
攻略キャラ二人は両方とも３０過ぎのサラリーマン、一人は真面目、一人はヤリチンというわかりやすい構図である。
道に、真面目とヤリチンが落ちていたら、真面目から拾え、という兵法があるので（真面目がメガネの場合は要検討）真面目の周防壱成の方から攻略して行こうと思う
バッドも含め全エンドを見ると新しいルートが出るらしいがとりあえずハッピーエンドを目指す
☆☆☆
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