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古靴の記録。

黒のPunched Cap Toeのデッドストックをなんとも格安で入手してしまいました。
5 Eyelets, ほんのりスクウェアトウということでウェストン300似ですが、メーカーはどこでしょう?













Stacy-Adamsでした。
アウトソールに"STACY-Flex"、インソールには"STACY-ADAMS "ENVOY" UNION MADE"と刻印があります。ヒデゥンチャネル、踏まずはかなり絞り込まれてますが、張り出したウェルトとほんのりスクウェアトウが相まって全体の雰囲気は無骨さがただよいます。



このペア、写真では分かりにくいのですが、かなり内振りかつ薄いラストでして、羽根の合わせ部がほとんど踏まずの直上になっています。最初は足が入るのかと不安に感じたものの意外に足入れは悪くなく、履いてしまえば外甲と踏まずでがっちりとホールドしてくれます。



ラスト、ウェルトの質感や全体の雰囲気から、50年代、新しくても60年代前半かな、と予想しているのですが、実際どうなんでしょう。Stacy-Adamsは、キャップ部に飾りステッチの入ったかなりスクウェアなトウのものはよく見かけるのですが、こういったペアは見たことがないです。ただ、同じデザインでずっと作っているメーカーでもあるので、意外に新しい可能性もゼロではないかと。5 Eyeletsというのも少し疑問を感じる点。
デッドなのですこしは飾っておこうと思いますが、革質は分厚く丈夫で踵裂けの兆候もないので、頃合いを見て履き下ろす予定です。