ご無沙汰しています。
しばらく更新をさぼっていましたが、昨年すばらしいペアを入手しました。
箱なしデッドストックのFlorsheimのスエードパンチドキャップトウです。
遅くとも1950年代初め頃までのものと思います。
ライニングの記載はS1377 523821、インソールはUとMが大きいUNION MADE表記です。
ゆうに60年以上たつにもかかわらずスエードの質はすばらしく、生成りの細かいだし縫い、スペードソール気味のコバといい、僕の一番すきなこの頃のドレスシューズの特徴をよくあらわしています。
履きごこちもすばらしく、靴作りの技術はこうも退化してしまったのかと残念に思います。(勿論当時の物価からするとこの靴の値段はいまのビスポークくらいだったのかもしれませんが)
もうマイサイズでこの頃の靴を入手するのはなかなか難しくなっていくと思います。
そうなると、カスタムオーダーかビスポークで再現するしかないのですが、以前から気になっていますが天神山なら間違いなくいいものができそうです。