書くと言っていたのに
遅くなってしまいました
移植は
骨髄移植の他に
臍帯血移植と、末梢血幹細胞移植の3種類があります。
(末梢血幹細胞移植は
骨髄に針を刺す方法ではなく
薬で末梢血に造血細胞を溢れださせて、
細胞をとり移植をする方法。)
臍帯血というのは
母体とあかちゃんを繋いでいる
へその緒で、
通常の出産では捨ててしまう部分。
この臍帯血には
造血幹細胞がたくさんあって
赤ちゃんの体を作るものだから
とても新鮮で活発なんです。
臍帯血移植にも
いいとこ悪いとこあるんですが
まず、
◎臍帯血は冷凍保存しておけるので
コーディネートの時間が短縮できる。
骨髄バンクでドナーが見つからなく
待てない場合は
臍帯血を選べる
(私、こんなに早くドナーさん見つかったんだねとたまに言われますが、そういう訳ではないです。もし、たった一人のドナーさんがダメだったら、臍帯血移植にきりかえて同じか少し早くに移植をしていたと思います。ドナーさんを待つってイメージは他の臓器、脳死の移植待ちのイメージが強いのかな?)
◎骨髄と違って
型がフルマッチしていなくても2つ位違っても使える
(GVHGがでにくい)
△骨髄と違って
へその緒なので十分な量の細胞がとりにくい
子供や、女性なら大丈夫だけど
男性だと足りない事もある
あと、日本人は小柄なので
使いやすいみたい
でも、何かでアメリカとかでは
臍帯血のほうがメジャーになってるって読んだ
それは
日本は島国だから
骨髄の型が合いやすいけど
人種が混ざっている欧米では
なかなか型があわず臍帯血のほうが使われてるって記事だったかな。
△臍帯血をとれる契約をしている病院が少ない
私が住んでいる県で
提携しているのは6病院でした。
私が入院している大学病院もできません。
臍帯血をとる時に
とても厳重な取り扱いをして無菌に保ち
それから冷凍保存して安全に保管しなくてはいけないそうです。
△骨髄バンクの設立から10年くらいたってから
臍帯血バンクの立ち上がりがあったので
まだ、症例が少なく、日本では
まず骨髄バンクからが「一般的な治療法」
こんな感じなんですが、
臍帯血を保存するって
誰も痛い思いしないんだから
国がもっと力を入れて資金を出してもらって
全ての妊婦さんからとらせてもらうって法律にしたらいいのに!
って凄く思うのです
ちなみに、
臍帯血バンクは
公的のものと、私的のものとあります。
私的臍帯血バンクは
産まれてくる自分の子供が
将来、白血病などの血液の病気になった時に使えるように保存しておく機関です。
最初にお金がかかり
それからも定期的に更新料がかかります。
そして、いざ使おうってなった時に
ちゃんと保存ができてなかったってトラブルもあるようなので、私はこちらはオススメできません。
公的臍帯血バンクは
お金はいっさいかかりませんが
預けた臍帯血は、必要な方にまわっていきます。
だから、
これから赤ちゃんを授かる予定のある方は
臍帯血をとれる病院での出産も考えてみてほしいなぁって
そんな事を思っています