梅雨の合間に父の工場の空きスペースを借りてCBR250の整備を進めていきます。

まず、ブレーキホースをステンメッシュの物に交換します。
ブレーキパッドは既にベスラのレーシングメタルに交換済みですが、ステンメッシュホースにする事によりカッチリしたタッチになる筈なので、更なるコントロール性の向上を期待しての交換です。
同時にキャリパーを外してピストン清掃も実施した為、中々エアが抜けず苦戦しました(^_^;)

次にクラッチのタッチ改善の為にクラッチスプリングを交換するので、カウルを外し、オイルとクーラントをドレンして、クランクケースカバーを外します。

クラッチとご対面(´ω`)

スプリングを一本づつ交換していきます。

取り付けるのはi-FACTORY製の強化スプリングです。

同時に工房きたむら製のクラッチスプリングリテーナーも組み込みます。
純正の構造だとガタが発生するので、それを無くしてより機械的に精密に作動させる為のパーツだそうです。

強化スプリングを挿入し…

専用ボルトでスプリングリテーナーを挟み込んで固定します。
皿ネジになっているので、自然にセンターが出る構造になっています。

5本とも交換したら対角に増し締めしていきます。

後はこびりついたガスケットを剥がして、クランクケースカバーに新品のガスケットを挟んで復旧し、オイルとクーラントを補充し、カウルを取り付けて終了です。
(文字にすると簡単ですが、この行程が一番時間かかってますw)


今回はLLCをドレンしたついでにリザーブタンク内も含めレーシングクーラントに全量交換しました。
一般的に冷却水として使用されているロングライフクーラント(LLC)の主成分である「プロピレングリコール」や「エチレングリコール」の類がオイルと同じで路面を滑らせてしまう事や、復旧処理に時間が掛かる事から、サーキットではLLCの使用は基本的に禁止されている為、サーキットを走る人の間ではそれらが含有されていないレーシングクーラントの使用が一般的だそうです。

私はレースに出るわけではないのですが、スポーツ走行でも転倒するリスクはあり、クーラントぶちまけて周りに迷惑をかけるわけにはいかないので、念の為にレーシングクーラントを入れる事にしました。



梅雨が明けたらスポーツ走行やライディングスクールに積極的に参加したいと思います。