寿司屋の経営でベトナムで経験する様々なビジネス慣習の違いを体験することができました。
その間もまあ、いろんなことを言われたみたいですが、他の人がなんと思おうと私には関係ありません。
逆に無駄な人付き合いもなくなって、無駄がなくなったようにも思いますし、本当に経験して良かったと今になって改めて思います。
この寿司屋の経営では、とにかく大変なことばかりでしたので、ベトナムで法人を作るきっかけになった、以前の会社からのスタッフもみんな辞めることになり、日本人メンバーも半分いなくなりました。
それほど、寿司屋の仕事は大変で、悪い人も多く、
強そうでいて繊細なベトナム人スタッフも、もうこれ以上はできません!と、離脱しました。
夜遅くまで寿司屋で働く私でしたので、自宅をオフィスにしておくのがきつかったため、スタッフたちみんなに寿司屋のバックヤードの事務所に席を移してもらっていたので、逃げ場がなかったんだと思います。
寿司屋の女将就任の際の、全スタッフを招集しての挨拶の場面。こんな場面でもカメラマンを手配してたりするので、ちゃんとした写真がありますが、みんないなくて虚しいのでこのくらいで笑
さて、ここで!
今だから言える、ムカつくことその②
いなくなった日本人メンバー1人目!
もう、ホント思い出すだけでいまだにむしずが走るほどの酷いことがいくつもありました。
早朝から深夜まで
寿司屋の仕事に明け暮れていたベトナム常駐メンバー
ホールの仕事をしろとは言いませんが、少しは気遣いってのがあってもいいかと思うんですが、そそくさと夕方に帰って行ったと思ったら、日本人街にいる友人からメッセージが届きます。
「◯◯さんと飲んでまーす!」
ベトナム進出したい!と言いながら、ホーチミンを天国のように思って遊ぶことを楽しみにしてる人たちが多いんですよね!特におじさん。
そしてなによりも、大事なこと、言いにくいことを後回しにする性格でもあり、お世話になっている方から「先週、週明けにお返事いただけると言われてたけど、まだないんですよ」とか、ベトナム人スタッフときちんと話し合っておいてくれと頼んでいたこともそのままになっていたり。
以前から一緒にお仕事していて、とても優秀な方だったんですよ。でも、ホーチミンは人の本質を暴き出すところがあるというか…
ある人が「ここは竜宮城ですよ!」って言ってましたが、日本にはもうない活気やバブルのような空気感に、人を惑わせるところがあるのかもしれません。
でも、いい大人ですから、気心知れてるとはいえ、節度のある態度でいてほしいですし、できないことがあればあらかじめチームに相談して信用を失うことのないようにしてほしかったんですが。
できない人にはできないですもんね。
これは私だけの意見ではなく、ベトナム人スタッフ含め全社一致でしたから、そのままご退場いただきました。
私も非情なとこがあったと思いますが、友達との遊びじゃなくて仕事ですから。
もともとベトナムに住んでて知り合った石橋さんだけ残ったという感じですが、いろんなことを乗り越えるのは覚悟の違いというか…
ここで生きると決めた人だけが、真剣に前だけ見て歩くという感じでしょうね!
それは、どの国にいても同じなんじゃないかと思います。
こんなことも書いてました。
不可能かと思われる目標を実現する時には、必ず奇跡のような出来事があると言います。
私もこれまでいくつもそんな経験がありました。
その奇跡のような出来事は、もうダメかという窮地の中で、それでも諦めず道を探し続けたときに現れるもので、だからこそ奇跡のように感じるものであると思います。
必ず実現するようになっている。
でも、その実現の一歩手前で諦めてしまう人がほとんどで、奇跡を見ることなく、ステージを自ら降りてしまう。
元に戻るのはとても簡単だし、歓迎してくれる人もそこそこいる。
諦めた人は、
「私には不釣り合いだったんだ」
「普通が一番いいんだ」
「そこまでする必要もなかった」
などと、ステージを降りたことを肯定する理由もたくさんできる。
なので、私は必ず退路を断つ。
窮地の向こうに待っていることがどれだけ素晴らしいかも、これまでの経験で小さいながらもたくさん知っている。
必ずうまく行くようになっているんだもの。
降りることも人生としては別に悪くない。
ただひとつの価値観であるから、それを人には強要はしないけど、その先を得られる可能性を潰してしまうのは勿体ないと思うから。
だから、諦めずに前に進むことを応援するんです。
毎日のように写真を撮影してきた寿司屋での日々を振り返りながら、何が変わったかなと思い返してみると
なりきりベトナム人パーカーがますます似合ってきたなとか(中学生男子にGacktみたいでかっこいいと言われた写真)
ビフォーアフターに使ってた写真w