ご訪問ありがとうございます
毎回楽しみにしている本屋大賞ですが、
4月12日に大賞受賞作品が発表されましたね。
受賞したのは、
凪良ゆうさん著
『汝、星のごとく』
でした
私はこの作品は未読でした。
凪良ゆうさんの作品で読んだことがあるのは
『滅びの前のシャングリラ』1冊。
個人の感想ですが、はちゃめちゃに感じてほとんど共感できるところは無かったのですがストーリーにはとにかく引き込まれました。
そして先が気になって気になって最後まで止めることが出来ず一気に読んでしまいました。
引き込まれたけど、次同じ著者の他の作品に手が伸びることがなかったのですが、本屋大賞を受賞されたというのとで購入済みだった娘から借りて読んでみました。
この週末、天気が悪かったので前日に買い物も済ませ、他にやるべきこともなかったのでどっしりと、読むぞ、と決めて。
こちらの作品も冒頭からストーリーにぐいぐい引き込まれました
そして、同じく共感とか感動とか涙する、という部分は個人的には無かったのですが、主人公二人の行く末が気になり、最後まで一気に5時間かけて読み終えました。
一冊の本を一気に読むのは久々。
映画を観終えたような満足感でした。
読んでいても、映像が見えるよう。
この作品も映画化されると思いますが、楽しみです。
毎年注目している本屋大賞ではありますが、残念ながらノミネート作品すべては読めていません。
最近読むのはもっぱら、中学校の図書室へ入れるための読書中心。
手に取ってじっくり読むのも、少々好みが偏っていると思いますし…
満遍なく目を向けるよう気を付けていますがつい。
そんな私が読んだ中での大賞は、やはり最近好きな作家さんの作品の、こちらです
青山美智子さんの
『月の立つ林で』です
こちらの作品は、何度も涙しながら読みました。
そして、一章ずつゆっくり読み進めました。
他の青山美智子さんの作品と同じく、登場人物が影響しあっているなど繋がりがあるのですが、少しずつ読み過ぎて、後半で苗字だけでの登場人物に(この人誰だっけ?)となってしまった部分があって少し勿体なかったです。
とても優しい作品で、登場人物も派手な生い立ちではなく、物語のエンターテイメント性としての起伏は少ないかもしれませんが、青山美智子さんの優しい物語に嵌っています。
そして、両作品に共通しているのが、たくさんの美しい言葉が紡がれていること。
日本語って奥深いし、作家さんは色々なことを良く知っていて、読んでいて興味をひかれ楽しかったです。
少しこんがらがってしまったけど、沢山の登場人物が実は影響しあっていて、とてもよく出来たストーリー展開でした。
すっかり引き込まれ、月にまつわるポッドキャストを、読み終わった後探してみたりしました
なかなか出来ませんが、やはり小説は一気に読むのが1番贅沢な読み方だなぁと改めて。
『月の立つ林で』は図書室へ購入済み。
生徒さんにおすすめしたい1冊です。
『汝、星のごとく』も大賞を受賞しましたし、今年度の発注が可能になりしだい注文したいと思います。
1年生はまだちょっと早い気もしますが、2、3年生あたりで本をよく読む人であれば読みたいという生徒さんもいると思います。
年度初めは、図書室開館に向けて準備がありますが、今年の新入生たちはどんな生徒さんたちかな?本好きな生徒さんはいるかな?と思いを巡らせながら作業していました。
最近まで小学生でしたし、小学校の図書室は中学とは雰囲気がまるで違うと思いますし。
まずは、楽しい本をたくさん紹介して、図書室を好きになってもらいたいなぁ
そして、今年度は図書室の開放もコロナ前に戻るはず。
図書室を気軽に利用する生徒さんが増えるよう、私も工夫したいと思います。
最近のむぎとじじ。
季節の変わり目で、毛が抜けてちょっと大変な時期です
最後まで読んでいただき、ありがとうございました