やってしまった。

写真展用のプリントをレインルーツに注文する前に、たまたま以前Summarit 50mmを購入したヒダカヤカメラに立ち寄ったら、以前から欲しかったニッケルエルマーが売られてる!

うんちくは他のサイトに任せるとして、3年前に今池の松屋カメラで一度試写させてもらい、その柔らかな描写が好きになったレンズです。

http://n-sketchbook.tumblr.com/post/92415330125/1932-leitz-elmar50mm-f3-5

店では1932年製ということだが、シリアルナンバーが付いてるし、鏡胴ナンバーは「6」で、これは戦前戦後に多いナンバーとのことなので、もう少し後の製造かもしれん。

と思ってたら、海外サイトでこんな記事が。
Elmar (I) f= 5 cm 1:3.5 - Leica Wiki (English)
・・・まさか1931年製???


拭き傷は当然あるが、鏡胴も綺麗だし操作感も良い。
はっきり言って描写性能は今時のレンズには敵わないところも多いとは思う。シャープネスは求めちゃいかんし、フレアを嫌うならそもそもオールドレンズ買ってはいかん訳です。
そう、この古臭い感じがいいのです。
例えるなら「ジェットコースターなら浅草の花屋敷のアレでしょ!」って感じ。

ここはよくわからん話だが、無限遠ロックのボタンがフラットなのはかなり珍しいらしい。ま、俺にとってはどうでもいいかな。

しかし、74000円は無理だなぁ...。

「お客さん、今だったら半年に一度のセール期間なので、現金なら20%オフ。フィルターとかも付けて、60000円にしますよ」

...3年前はニッケルエルマー68000円だったな。
今はミラーレス+アダプターでのオールドレンズブームで値段上がってるけど、3年前より安く買えるのはこりゃあお得じゃないですか!
いや、しかし50mmだけでSummaritとYASHIKORにコレ、3本ってそりゃ使いこなせないんじゃないか?

こりゃあね、買っちゃいけません。
金もないのにその気になってしまうカメラ店って怖いな~、怖いな~、と思って店を出たんですがね、ふと自分のカメラを見たらね、付いてたんですよ。ニッケルエルマーが...。

購入価格:74000円→キャンペーン価格で60000円
(レンズキャップ、フィルター付き) ヒダカヤカメラ