23日勤労感謝の祝日に、新宿にてIFA法人ガイア社との共催セミナーを開催して、ガイア中桐代表と2人からご参加されたリタイア世代中心の皆さまに、人生100年時代を豊かに生き抜くための長期資産形成について発信いたしました。コロナ急拡大の中でしたが、ほとんど欠席なく定員御礼いただきました!コロナ禍で人生計画を真剣に再考されている方が増えているようです。

 ところで米国株式市場ではダウが3万ドルの大台をあっさり突破しました。2月のコロナショックで一時2万ドルを割り込む急落から9か月余りの一方向の急騰は、未だコロナ禍に苦しむ実体経済と株式市場の乖離を加速させています。足元では米大統領選のバイデン氏勝利が確実になったことによる政策不透明感の払拭に加え、コロナワクチンの完成期待の高まりがコロナ後の景気回復加速を市場が織り込み続けている状況で、コロナ対策により生じた未曽有の緩和マネーの行き場が株式市場に集まるという想定が間尺に合った状態でもあります。いっぽうでIT銘柄主導の上昇と言われながらも、目先の急騰は金融・エネルギーといったオールドエコノミーのバリューセクターが主導していて、楽観相場のピークが近いとも感じられます。

 コロナ収束は現実的にはまだ見通せていない中での急騰は、期待を裏切る事象の顕在化によって大きな調整相場を導き出す可能性も高めることになっていると言えましょう。この先相場の振れ幅はふたたび大きくなることも想定して、揺れに動じず、また揺れ動くなかでは投資行動を変えず継続していくことの重要性を改めて長期投資家の皆さまにお伝えしておきたいと思います!