こないだアマ王座を見ててふと思ったのが

プロとアマでは強くなるためにどのように練習するかが全然違うやろなぁということ



どのようにとは練習方法とかの話ではなくどう計画を立てて練習をしていくか



プロの場合は試合相手が決まっているので

必然的にその相手にどう勝つかが練習の中心になりがち

試合に負けるとそれまでのポジションに戻るまでどれだけ時間がかかるかわからない

一戦必勝のために相手に合わせた対策をしっかりとたてる




アマチュアの場合は相手が決まっていないので強くなる、さらに強い自分になるって考えてるボクサーが多いはず

(トップ選手でこいつを倒さないとオリンピックに出れないとかいうのは別)

勝ち負けも同じ大会(全日、国体)が毎年あるのでプロよりかはキャリアに与える影響は少ない


どのように強くなっていくかどちらがいいとは一概には言えないけど僕は後者の考え方が好きです


特定の相手に勝つために必要なことを習得するのは引き出しを増やすことにはなるけど
強くなるという観点では合理的ではないように思うから



一番の理想は相対的じゃなく絶対的に強くなるためのトレーニングプランをたてて、それと並行して対戦相手を攻略するための相対的に強くなるトレーニングをすること


急場凌ぎで勝てるようにしてもどこかで行き詰まってしまったりする

叩き上げのボクサーが荒いファイトスタイルのまま上に上がっていき上のレベルでやられてしまうのはまさに くる試合くる試合に勝つことに集中した結果だと思う



ジム側は勝たせるのが最大の仕事なので長期的な育成プランを考えるのは難しそうだし

長期のプランを立ててこの選手にはこういうタイプとの対戦経験がないから試合をさせようとかできたらいいけど、試合を組むこと自体が大変だから無理



マンツーの指導ならともかくトレーナーが複数人の選手を指導する環境なら
選手個々人が長期的な計画を立てて実行するしかないのかもしれない



次の相手のことは本気で対策しつつ

自主トレや基礎練では長期的な目標を設定する

短期、中期、長期と目標を決めてトレーニンするのがよさげ