いちべーのおもしろ動画ブログ

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山登り、日々のお酒生活その他の出来事などいろいろと。。。

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山に登って楽しみの一つは、山で作って食べる山ごはん(山メシ)。コンビニのおにぎりや、サンドイッチでもそれなりに美味しい。でも、何人かと登った時は、その場で料理して盛り付けて、みんなで同じものを食べるのが楽しい。



今回は、いちべーが、山で食べた山ごはんシリーズです。

その一、アカヤマドリタケのクリームシチュー
奥多摩の大岳山で山ごはん。普通のクリームシチューに、山で収穫したアカヤマドリというキノコを、塩茹でにして冷凍保存していたものを入れています。キノコの香りと出汁が出て一味違ったシチューになりました。



そのニ、山ガールさんたちも大喜びのトマトリゾット
山梨の柳沢峠から黒川鶏冠山にハイキング。その時に食べた山ごはん。野菜、キノコ、シーフードをたっぷりと入れ、トマトペーストで味付けして、仕上げにとろけるチーズと粉チーズを入れます。盛り付けたら、乾燥パセリを振りかけて出来上がり。



その三、雲取山で長崎皿うどん
雲取山に登って、頂上で「味のマルタイ長崎皿うどん」を作って食べました。刻んだ野菜、かまぼこ、しいたけ、シーフードを油で炒めます。添付のとろみスープを水で溶いて、炒めた具材にかけて、とろみがつけば餡かけの餡が出来上がり。カリカリの麺を、手で押しつぶして適当に砕いて、その上に餡をかければ出来上がりです。



その四、乾徳山で、カルボナーラ
乾徳山では、市販のレトルトのパスタソースと、早ゆでパスタを活用。比較的短時間で、カルボナーラが出来ました。



その五、瑞牆山で、冷やしぶっかけうどん
暑い夏には、冷やしぶっかけうどんというのも良いですね。乾徳山の頂上で、いただきました。半熟玉子、刻みネギ、鰹節、塩こんぶ、すりごまなどをトッピング。「日清そのまんま麺、柚子おろしぶっかけうどん」という市販の調理済み麺を、保冷袋に保冷剤と一緒に入れて持って行きました。ガスを使わずに、ただ盛り付けるだけなので簡単ですぐに出来ます。冷たくてつるつるとした喉ごしで旨かったです。


<前回の投稿「燕岳、第一日目」からの続き。>

2日の晩、ちょっとワインを飲み過ぎたためか、夜中の1時位に目が覚めてしまう。そのまま布団の中で、うとうとしながら、今頃星空は綺麗だろうかなどと考えていた。すると、ボタボタと、雨が屋根に落ちる音がしてきた。どうやら星空どころではないようだ。

というようなわけで、翌3日も、朝の天気はよくない。雨は止んでいるものの、視界はガスがかかっている。燕岳からの素晴らしい展望というのも無しになる。

5時半から、食堂で朝食。


シャケと梅干とみそ汁がある。これぞ、日本の朝ごはん!

7時15分、レインウェアを着て、燕山荘にザックをデポし、ほぼ手ぶらで燕岳へ向かう。

稜線上の道は、ガスがかかっていて、展望はほぼ得られない。でも、コマクサくらいまだ咲いているかも知れない。燕山荘から少し北に稜線を辿ると、そのコマクサが、萎れかけた花をつけているのを発見した。まあ、一応、咲いていたと言っても良かろう。


燕山荘から、燕岳までは、白っぽい砂と岩の世界。西斜面からの風が強いのか、這松は、下の方から稜線の方向に斜めに枝を延ばしている。岩も這松と同じように奇妙な恰好で傾いている。こんな世界が地球上に存在しているのかと感嘆するばかりだ。

ふむふむ、これがイルカ岩かい。


そして、こっちがメガネ岩。


そして、階段を登る。そろそろ、頂上が近い予感。


あの岩の向こう辺りかな?


そして、到着。狭い山頂に、石で出来た簡単な山名表示、「燕岳頂上 2763m」とある。


さて、山頂で記念写真を撮影し、展望もないので、たいして長居もせずに下山。来た道を燕山荘に向けて歩き出す。

しばらく進むと、進行方向右側、つまり西側のガスが晴れてきた。湯俣川の谷を挟んで、南に硫黄岳、北に南真砂岳辺りが見えている。


これだけで、同行の山ガールたちは大喜びである。晴れていたら、360度の展望、どれだけ喜んだことであろうか?

その後、しばらく歩いて燕山荘に到着。デポしておいたリュックを背負い、昨日登って来た道を下りる。しかし、その前に、もう少しガスが晴れないだろうか?


ちょっと名残惜しい。


いや、午後から雷雨に注意との天気予報がある。早めに下山するのがいい。

ところが、下山して行くと、だんだんと雲が薄くなり、青空が見えてきて、陽が射してきた。

合戦小屋に着くころは、着ていたレインウェアを脱ぐことになった。

昨日は、雨で寒いくらいで、名物のスイカどころではなかったが、今日は、絶好のスイカ日和になってしまった。そうだ、スイカを食べよう。しかし、その前に、少し早目の昼ごはんだ。

昼ごはんは、トマトソースのリゾットだ。市販のレトルトのパスタソースにご飯を入れて、少し煮込む。マッシュルームやベーコンなどの具材を追加し、仕上げにとろけるチーズを投入して、チーズが溶ければ完成だ。


はい、山ガールが喜んでおります。私も嬉しいです。


そして、リゾットの後のデザートは、スイカ。甘くて美味しい!


そして、合戦小屋で昼食の後、けっこう長い合戦尾根をひたすら下り、中房温泉登山口に無事下山。中房温泉の日帰り入浴施設「湯原の湯」に浸かり、さっぱりしたところで、帰途についた。

今回、山ガールKさんは、初北アルプス。Tさんも、八方池辺りには行っているようだが、本格的な山登りとしては、初めての北アルプス。天気も良くなく、コンディションは決してよくなかったのに、二人とも大いに楽しんでいた。Tさんに至っては、今度は縦走で常念岳から燕岳を歩きたいというほどだ。ということで、Tさんも山登りにハマってしまったのである。良かった良かった~。


9月2日、3日と、北アルプスの燕岳に行ってきた。宿は、燕山荘に宿泊。

メンバーは、ときどき一緒に山に行くKさんと、長野県大町市在住のTさん、それに私。

天気予報では、2日は、曇りだったのだが、登山口近くの駐車場に着くと、ぽつぽつと雨が降ってきた。

レインウェアを着て出発。


雨なので、展望はよくないが、花などの写真を撮ると、けっこうきれいに写る。


登山コースは中房温泉登山口から合戦尾根を経由するコース。ここは、北アルプス三大急登の一つと言われている。しかし、私とKさんにとっては、これのどこが急登なの?と言った印象。この程度の登りなら、奥多摩の稲村岩尾根なんかの方が、よほどキツイような気がする。

というわけで、Kさんと私は、わりと平気な顔で登って行ったのだ。一方Tさんは、普段山に登っていなくて、ちょっとたいへんそう。

すれ違った女性が、「第一ベンチまでが、きつかったけど。それを越えれば、あとはノリで行けます」みたいなことを言っていた。

そんなこんなで、第一ベンチ到着。


第一ベンチ付近は、すこし平坦な道になっている。

そして、第一ベンチを過ぎると、たしかにまだ登りは続くが、まあ、それほど大変でもない。

ただし、標高2200mくらいから、いつも元気なKさんが遅れ気味になる。Kさんにとっては、北アルプスは初経験、というか、2100mを越えるような山自体があまり登った経験がない。頭痛がして、手足が痺れると言っている。高山病だ。私も、酸欠で脚が若干ふら付き気味である。

そんな二人を尻目に、Tさんは、ゆっくりながらも順調に歩を進めている。そうか!大町の市街地は標高700mを越えるとか?大町市民は、普通に生活しているだけで高地トレーニングが出来てしまうのだった。

そんなこんなで、合戦小屋に到着した。


合戦小屋は、500円でスイカを売っていることで有名で、暑い日などは、ここでスイカを食えばさぞかし美味いのだろうが、雨降りの日は、スイカを食べる気にもならない。

代わりに、カレーうどんを注文して食べる。温かいうどんは、雨で冷えた身体にはありがたい。

私は、レインジャケットは着ていたが、レインパンツは暑苦しいので穿かないでここまで登ってきた。そしたら、登山パンツがずぶ濡れになってしまった。冷たくて気持ち悪いので、登山パンツを脱いで、代わりにレインパンツに穿きかえる。

合戦小屋でしばらく休むと、だいぶ高度にも慣れて来て、調子が復活してくる。

また、元気に歩き出す。登山道に生えているダケカンバの木の高さが、目に見えて低くなっていく。森林限界が近いという雰囲気だ。

しばらく登ると、合戦沢ノ頭に到着。雲の間から、有明山が見える。


合戦沢ノ頭から、合戦尾根を登って行く。景色はあいにくガスで真っ白だが、天気が良ければ、この辺の展望はどうなのだろう。しかし、まあ、とにかく、一時間程度登ると、前方に色とりどりのテントが張ってあるのが見えてきた。燕山荘のテン場だ。そして、この少し上が燕山荘。


いや~、ついに燕山荘に到着。雨の中、歩き通しだったので、ほっとするな~。


今回、燕山荘はちょっと贅沢に個室を予約してあった。一泊13000円也。

山荘スタッフが乾燥室に案内してくれて、そこに、濡れたレインウェアを干して、登山靴を置く。その後、部屋に案内される。ななかまどという名前の部屋は7畳半の広さ。ここに三人で寝ることができる。こんな広い部屋を三人で専有できるとは、なんて贅沢なんだ。世の中、すべて金次第だな。

一時間くらい部屋で、まったりとしていると、5時半、夕食の時間になった。


広い食堂に宿泊客が集まって、一緒に食事をする。なんだかいい雰囲気だ。となりに座ったどこぞの山ガールさんが、進んで、みんなのご飯をよそってくれたり、お茶を汲んでくれたりする。うちらの山ガールも、みんなの味噌汁をよそっている。こういう雰囲気で食べるのがいいんだな、山小屋の飯。

私の前に座っていた、年配のおっさん達三人組は、三重の方から来たと言っていた。一人は、60歳になってから登山を始め、6年間で百名山を制覇したという。当然、東京都の雲取山にも登っている。その人は、雲取山は「はんなり」とした良い山だと表現していた。「はんなり」か、なるほどね~。

夕食の後は、食堂の隣にある喫茶サンルームでワインを飲んだ。燕山荘のラベルが貼ってある瓶、中身は五一ワインだ。なかなか美味い。




<「燕岳、第二日目」に続く。。。>