夫の施設からは

抗原検査では不安だから

次の日熱があればPCRを受けるよう指示がある。


次の日の朝。

祈るような気持ちで検温していた娘。

8.4。

がっかりした空気がしまった扉の向こうからも

感じられる。


抗原検査を念の為。

息子の動きが変わるので。

検査はマイナス。


受診。

私なら昨日検査したでしょうね。

丁寧に解説してくださり

抗原検査で2日連続マイナスなら

コロナは考えにくいが

要請があるなら検査します。

大人の都合ですよね。

子どもの味方をしてくれる先生。

うれしい。


PCRはマイナス

インフルエンザA型、プラス。


胸の音を丁寧にきいてくださり

音はきれい。


ひとまず隔離はできてるから

お兄ちゃんは心配ないと思います。

お母さんは大丈夫ですか?


涙出そうでした。

コロナ禍になってから

私が熱を出したときでさえ

抗原検査でマイナスでも

聴診器もあててくれない

のどもみてくれない

抗原検査は精度があいまい

PCRをうけないなら薬だけ出すほかできることはない

とつらい態度だった先生ばかりに出会ってきた。


患者はもちろん

家族のことまで気にかけてくれる

お医者様がいるなんて思ってなくて

日本のお医者様ってこうだったよなって 

ここにきたらもう安心だって思える

そんな懐を感じてきたよなって。

思い出しました。


お母さん、インフルエンザの予防接種は?

受けてないんです。

受けたほうがかかってしまって。

そういう方、一定数いらっしゃいますよね。

理解してくださる。

でも私

やっぱり

受験生いるのに予防接種うけなかった

親の責任を果たさなかった後悔が押し寄せてました。


小学校へ電話。

娘からよく話に出る先生が。

いつも明るくて元気で。

いなくて寂しかったです。

早く元気になってくださいねってお伝え下さい。


仲の良い友人たちから

これ以上ないくらい

気をつけて生活してきてたと思う

自分を責めたらあかんよって

口々に励ましてくれて

涙がポロポロでました。


情けなくて情けなくて。

私が悪い、私が。

自分のことだけ考えていていい時期に

家族の心配をさせてしまって。


でも、開き直るわけじゃないけど。

もう何が何でも

絶対

受験できるように

全力で何よりも優先にサポートする!

何が何でも

絶対

娘を悪化させない!

入院にならないように

できることは全部やる!!