約5年間お世話になった
池谷幸雄体操倶楽部体操を退会しました。
息子、

これまで3回出させてもらった試合。
2回、個人総合優勝させてもらいました。
5年の間
3回しか試合経験がありません。
公式試合はゼロです。

コロナ蔓延があり
試合が軒並みなくなった
のもありますが
出させてもらえない
出られない
といったほうが正しいと思います。

親からみても
大変苦しんだ5年だったと思う。
辛くてしんどくて
逃げることを覚えて
逃げて、逃げて。
でも体操は諦められなくて
何度も泣いて家族とも泣いて
一人で抱え込んで殻に閉じこもってしまった。
前のクラブにいたときには
見られなかった
考えられなかった
兄貴の弱く、脆く、逃げる姿を
目の当たりにして
私もどう支えていいのか本当に悩みました。
だから迷うことなく
強い体操部に入りたい
とブレずに高校を探した姿は
心から意外でした。

親でも戸惑った成長途中の兄貴を
一歩体育館に入ったら自分の責任
と、最後まで叱り続けてくれたコーチには
心から、本当に、感謝しています。
コーチ。
ありがとうございます。

これからの目標は
昨日の自分に勝つ。
インターハイ出場とも優勝とも言わなかった。
とてもいい目標だと思いました。

一番年長で
一番手がかかった兄貴を
他の小さな選手たちの親御さんは
さぞ、やきもきと、その様子を見守ってくださってたんじゃないかと思う。
しんどいこと絶対あるけど
逃げずに頑張りな
と、数名の方々が一緒に
一輪のガーベラと
スポーツタオルを贈ってくださり
いただいて帰ってきました。
こんな素晴らしい餞の言葉と
お花と
努力の汗をふくタオルを
息子がいただけるような存在であると
思いもしなくて
大変恐縮しました。

ガーベラの花言葉は「前進」
保護者の皆様の思いをしって
この一輪が大輪に感じます。

当の本人の親の私は…。
何もできなかった。
逃げる、苦しむ兄貴に
何もしてやれず
ただ帰りを待って
ただその様子を見ていただけだった。
そして、これからの方が
もっと何もできない。
私はただ
彼の帰りを待って
その様子をこれからも見ているんだと思う。
だけどこれまでと同じように
どんな兄貴とも向き合っていく。
どんな兄貴でも最高の息子であることを
彼に伝えていく。
私にできるのはそれだけですから。
これからの君をずっと期待してる。