文楽地方公演が始まりました。京都公演【令和6年3月地方公演】 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫




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 地方公演




地方公演が始まりました。


毎年、10月と3月は地方公演で各地1日から2日ずつまわらせていただいています。


いつもお世話になっている劇場さんから、今年初めてうかがう劇場さんもあります。

また、その土地土地でいただく食事の楽しみも地方公演の醍醐味。


もうほとんどの都道府県を訪れました。

コロナ禍以降訪れる箇所が減っているので、また元に戻ってほしいな、と願っています。









京都公演。

桂川連理柵をまさしくその事件があった土地で上演させていただいているので、お半長右衛門の聖地の誓願寺に行きました。





誓願寺に史実のお半と長右衛門が眠っています。


そこから、六角堂までは直線で徒歩10分もかからないところにあります。





六角堂は上から見るとお堂が六角なのです。

隣のスターバックスが入っているビルの上から見ることができます。






先月東京で五条橋をつとめた際に清志郎さんから、現在の五条橋がある所は本来の五条橋の場所ではなく、今「松原橋」と呼ばれているところにかつて架かっていたという話を聞き、松原橋から清水寺を見てみたいと南下しました。



途中、柳馬場通りを通り、五条橋から少し北にある松原橋へ。





舞台の背景のかきわりでは、五条橋から山々をのぞみ、清水寺(らしきもの)が描き込まれています。


さすがに現在は建物に阻まれて本堂は見えませんでしたが、五重塔と思われる塔が遠くに見えました。


次は九州の小倉!



豊竹とよたけ咲寿太夫さきじゅだゆう


人形浄瑠璃文楽ぶんらく
太夫たゆう
国立文楽劇場・国立劇場での隔月2週間から3週間の文楽公演に主に出演。
モデルとしてブランドKUDENのグローバルアンバサダーをつとめる。

その他、公演・イラスト(書籍掲載)・筆文字(書籍タイトルなど)・雑誌ゲスト・エッセイ連載など
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