夏休み 山形県鶴岡 田和楽さんを訪ねて | サクラのはなし

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サクラキッチンの厨房から

今年の夏休みは8日間も頂き、充実した時間を過ごす事ができました。


綺麗な景色、美味しいもの、いろんな人との出会いがあり、本当に幸せな時間でした。そこで感じた事を忘れないために、少し書いておこうと思います。


山形県鶴岡市の田和楽さんを訪ねて〜

サクラキッチンを開店する前、美味しいごはんを提供するために、お米の仕入れをどうしようかと考えていた時に知人の紹介でお付き合いが始まりました。100年以上続く庄内の米農家さんですが、米以外にもトマト、季節の野菜、アンテナショップの経営、手作りの米俵の販売などを手掛けられてます。今回初めての訪問となりました。


東京から車で7時間、見渡す限り、緑色の稲穂が広がる田園。いたるところに庄内米の文字があり、米で栄え、今尚続く米の産地なんだと実感する風景でした。田和楽さんを訪ねてた時も、右に曲がり左に曲がり、直進し、また右に曲がりと進んでいると、周りは田園風景が広がるばかりで、どこを進んでいるのかわからない状況になってしまうくらいに見渡す限り田んぼでした。


米の収穫はまだ先ですが、今の時期はトマトの収穫が最盛期でした。アンテナショップで頂いたトマトジュースが最高に美味しい!完熟トマトでキズが入ってしまったトマトをその場で絞ってくれます。

田和楽さんの田んぼは広大です。30メートル✖️100メートルの区間が100以上もあります。庄内地方の米農家の高齢化が進み、今後田んぼを手放すことになってしまう後継のいない60歳以上の農家さんが同じ集落で14世帯、庄内地方で1000世帯以上いらっしゃるとのこと。このままだと庄内の米がどんどん無くなったしまう現状に、田和楽さんが作ったのが、大きなライスセンター。収穫した米を乾燥させて、備蓄をする場所です。個人でこのような施設を作るのは大変です。高齢の農家さんが畑を手放すことになった時、受け入れ先として、このライスセンターが重要になってくるとのこと。自分たちの米だけでなく、庄内の米を守っていく!という田和楽さんの信念が伝わってきました。
 
毎日食べているお米も、こうやって生産者の方の話や、育てている場所を見ると、大切に食べたいなとつくづく思います。日本人にとって大切な米文化や米を中心にした食文化を守っていきたい。私ができる事はごはんを美味しく食べてもらえるように、ごはんとおかずを作っていきたいなと思いました。

まもなく新米の季節です。去年デビューした山形の雪若丸。とても美味しかったので、サクラキッチンでも提供できればと思ってます。田和楽さんの新米は直販もしてますのでよかったらどうぞ❣️

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