葛城さんのお家に通い始めて、数ヶ月ですが、わたしの心配とはよそに犬達がとても元気でいてくれていることに救われています
犬って本当にすごい。
どんな飼い主の元でも、飼い主さんの望みに応えようと一生懸命になってくれます。
「この人はなんでこんな事をするの?」
「何だこの人?」
と思っても、それでも自分のご主人の為に一生懸命、自分ができるベストを尽くしてくれる。
犬達にはマイナス思考はなくて、幸せになる方向に向かってのみ突き進む。
幸せになろうとする力、生きようとする力をいつも犬から感じます
葛城さんのお家の子達もそうで、置かれている状況は大変だろうに、誰一人として悲壮感漂う子はいません。
ビビリ倒してはいるけど、みんなポジティブエネルギーが体から滲み出ていますあの場所でそのポジティブさを保てているって、犬の力は本当にすごい。
以前の葛城さんからは、「犬のことは僕にしか出来ない」という意味合いの発言が言葉の端々から受け取られました。
多分一人で何十年も保護を続けてこられ、その中で何度も嫌な思いをしながら心を閉ざしていき、いつも自分に純粋な眼差しを向けてくれる犬達が唯一の理解者になり、その子達を守れるのは自分だけだと思い込んで生きてこられたんだと思います。
わたしも保護犬を預かって、里親さんに託す時は、里親さんがどんなに素晴らしかろうといつも同じ錯覚を起こします。
「この子はうちにいるのが一番幸せかも」
でも、いざ譲渡してみてしばらくすると、保護犬達は置かれた場所でみんな本当に幸せそうに生活しています。
「この子はうちにいるのが一番幸せ」って思うのは、自分がその子を幸せにしてあげられているからではなく、犬には「置かれた場所で最大限に幸せになる力」があるからなんだと思います。
そこを理解してないと、保護活動をする上でも譲渡できずにどんどん自分のお家の子が増えていってしまう
多頭飼育崩壊が起きたり、犬が苦しんでいるのに自己流の躾を押しつけて満足したりするのは、人間が犬の優しさに甘んじて自己満足をしてしまっているからじゃないでしょうか
犬って、「あなたが一番です」って思わせてくれるのすごく上手な生き物だし、そうして人間と生き残ってきたわけだから、人間側が勘違いしやすいんでしょうね
わたしも気をつけなければ
葛城さんは、今は里親さんに犬達をお願いしないといけないと理解してくれています。
口癖は、
「僕の事はみそくそ言われてもいいけど、犬達のことを悪く言ったら怒ります💢」
犬の事を思う気持ちは健在のようです
葛城Dogsについてはここで1匹ずつ紹介をしていってるので、ビビっときた子がいたらぜひご連絡ください
手遅れになる前に、みんなに良いお家が見つかりますように