長野に住む敬愛する子育てと暮らしの先駆者、井上ファミリーのワクちゃんが先日から我が家に遊びに来てさてくれています。
ワクちゃんは昨年の9月に実家に遊びに来た竹細工職人まっぽんに竹細工を教わってからその魅力にハマり、持ち前の器用さを発揮してメキメキと腕を上げ、なんとこの度まっぽんの住む竹細工のメッカ、大分までの旅行の途中で立ち寄ってくれてます14歳。
Facebookやブログでも何度か井上家のことは紹介してきたのでご存知の方も多いと思いますが、本当に丁寧に暮らしと子供と向き合っていて。。
時さん、なつめさんの子育てや生き方、暮らし方がこの子らを育てたんだなと毎回思うのですが、この歳にしてワクちゃんはホントによー仕事できる!
豚小屋の仕事を一緒にしてても、とっても仕事しやすい。
話をしてても、米作りのこと、野菜作りのこと、味噌作り、自家発電、うどん打ち、天ぷらカー、カマド、ご飯の炊き方、価値観や生き方の話、etc、、、どれも同じレベルでちゃんと会話が成り立つのです。(建築とか雑穀作りとか竹細工は、こちらが教えてもらう立場)
もーね、一緒にいてすごく楽しい!!
僕との仕事が終わると子供たちの相手。
長男からの
「チェスしよ!」
「今度は将棋しよ!!」
「今度はチェスしよ!!!」
の、しつこいループにもお付き合いいただいたり、その合間で
「絵本読んでー!」
もはいってくるし(>_<)
でも、ニコニコしながら付き合ってくれてます。
夜のちょっとした時間に彼の特技、『篠笛』もリクエストしたら吹いてくれて。
すごい迫力の演奏に合わせて踊り出す下2人!
ワシは愛と将棋打ってたけど、なんかすごく上手になった気分にもなり(笑)
楽器系全般なんでも大好きな嫁さんが早速に喰いつき、そこから篠笛レクチャーが始まり。
なんとこの篠笛もワクちゃんの手作り!
みんな中々上手に音が出せず、この手作りの笛で素晴らしい音を奏でるお兄さんに、改めてため息です。
ここまで竹を使いこなすとはさすが、竹細工を学びに大分まで旅するだけのことはあり、、
そんなわけで、我が家の近所の竹細工の先生のところに一緒にお邪魔してみることに。
そしたらまー、先生もワクちゃんの作品にビックリして色々見せて教えてくれるし、ワクちゃんも色々聞いてどんどん吸収してるしで、お互いにすげー楽しそう!
左奥の緑がワクちゃんの作品、右手前は先生。
ちなみに竹細工の乗ってる木のケースは、ワクちゃんの竹細工七つ道具が入ってます。 もちろん、これも手作り!
先生も、グヌヌヌヌーって声出してました(笑)
↑裏っかえした緑のザルの裏の模様に注目。
↑ここからその上の写真の竹のバックに、なるそうです。
網目のパターンが上にいくにつれてどんどん変わってますね。
もお、素人には何がなんだか。。
基本、手作業で竹を割っていってヒゴをつくり編んでくそうですが、先生の作品の細かいとこのように幅3mm、薄さ0.3mmとかいうヒゴは手では作るのは職人でも困難なので、最後はこう言う機械を使用するとか。
そして、ワクちゃんが、編んだザルを見ながら細かいポイントのアドバイス。
これ、ワクちゃんの作品のザル。
去年の9月から始めてこのレベル、このザルならヒゴを作るところからで2日くらいで完成するそう。
すごくね?
ここは、裏側に節で丸い柄を作るように揃えた方がカッコいいよって。
(↑ずっと上の作品の写真の中には、先生のカゴの裏側の節が揃って丸くなってるのがありましたね。)
よこで聞いてて、なるほどねー。。とか俺も頷きながら(笑)
他には、ヒゴを立てずに寝かせろとかヒゴを作る前の竹の洗いかたとか、、。
で、知らないうちに編み方の実技指導とかまで始まってたり。
で、今度これを教えてもらう話になって。
まー、先生もこの辺りで教えててもみんなヒゴがまず上手に作れるようにならないので、ヤキモキしてたとかしてないとか。
そこに、全部自分でむちゃ高いレベルでこなす14歳があらわれたもので、何か教えてやれたいと喜んでくれてました。
そーなんだよね、俺も仕事しててもなんか教えてあげたい、為になることを1つでも持って帰ってもらいたいって思ってしまう、素敵な魅力が彼にはあるのです。
やー、我が家とワクちゃんとの楽しい暮らしは2月いっぱいは続きそうです。
さて、乞うご期待!!