少し言いにくい話ではあるのですが。
最近、農場見学させてくれという話をよく頂きます。
いえちょっと見せてもらうだけなので伺ってもよろしいか?と。
いや、じつはちょこっと寄られるのが一番困るのです。
農繁期や毎月の月末は仕事が詰まってるし、晴れが続いてる時しかできない作業もあったり、逆に雨降りの前にどーしても種を播きたい耕したいなど、、、農作業は季節と天気で「今しかできない、どしても今したい!」って仕事が多々あります。
そして普段は一馬力で働いてる僕としては、いつも仕事に追われつつ、しかし家庭優先、おのずと仕事はどこも投げっぱなし中途半端な状態が多い現状で、なるべく仕事の時間を取られたくないと言うのが本音です。
特に暖かくなって来たここ最近は、やれる事やりたいことやっとかなきゃいけない事が頭の中のタイムスケジュールにキリキリ詰まってるとこに、「ずっと行ってみたかったんです、半日くらいで帰りますので!」
「ちょっと見たいので、寄らせてもらって、、」
やー、すみません。 キャパオーバーですわ。。。
そんなわけで、オープン農場のつもりで冬場はなるべくイベントをして、人が来てもらってよい日を作っています。
見学が希望の方は、ぜひイベントに参加してください。
お友達の料理屋さんは、遊びに行きたいので援農させてください、なんでもやりますのでと、連絡をくれました。 (はせべの中段さん、ありがとうございますー。このカードをいつ使おうかと大事にしすぎてて、中々連絡せずにすみません!)
ズバリ、↑これが見学に行く人の姿勢ではないでしょうか。
あとは、今きてくれてる2人のように中〜
短期でやって来て、なんでもやりますんで経験させてくださいとモリモリ働き居候。
一緒に働きながらだと、ちょっとした休憩とかに説明したり、仕事を通して体験してもらいながら話したりできるので、僕としても伝えたいことをよりリアルに伝えれることができます。
興味を持ってやって来てくれたことに対して、こちらの感謝の気持ちも込めたおもてなしもできます。
なので、ガッツリ農場見学希望の方はぜひ、長靴と作業着を持っていらしてください。
以上、お願いでございました。
ではでは、そんなこんなで我が家に遊びに来てくれてる2人の様子です。
途中からケンちゃんの友達のウネちゃんもやって来て、我が家の労働力は大学生が2人プラスされてまさに馬車馬!!
そんな彼らは人間マニュアスプレッター(笑)
トラクターの爪を内盛に付け変えたので、我が家の田んぼはカッコ良いカマボコ型に耕されておるのですが。
(大きな土塊を作って山盛りにしておくと、よく乾いて藁の分解が進むので良い為。)
写真じゃ分かりにくいですが、結構な高低差ができてます。
デコボコすぎて、マキタロウを突入さすにはちと難しいなーと思ってました。
くわえて堆肥も湿っぽいので、よりマキタロウでの散布には条件が悪く、困っていたところに男手がやってきたので、まぁ人間マニュアスプレッターは必然と言うことですね^_^
さらに昼飯時も簡単には休めません。
煮炊きの薪がなくなったから作ってとオーダー。
ワシが昼飯の用意してる間に、一週間分の料理用の薪があっという間に完成です。
スローライフって聞こえは良いけど、何するにも時間がかかるって訳すこともできまして。
あ、でもでも。
一つひとつに時間をかけてゆっくり暮らすことが、じつはとても贅沢なことであり、それこそが豊かさであり幸せなことだとも付け加えます。
が、時間かかることを楽しめるのはまぁ時と場合にもよるわけで(笑)
ってか基本的にパキパキ進んでくれることには異議なし、大感謝!
この作業でもね、堆肥を撒き終えてワシが次の堆肥を持ってくるまでに彼らがトラクターで耕してくれてるんです。
堆肥を撒くのも耕すのも、雨が降ったらできない仕事なので同時進行、マジ助かります。
本日は丸一日堆肥まき。
さすがの19歳も中々にくたびれてましたね(笑)
クタクタに働いた後に焚き火の周りで食べるご飯は、より一層美味しく感じたんではないでしょうか^_^
そやなわけで、彼らの働きが僕の時間を作ってくれました。
『0円キッチン』の上映会、農場の仕事のことを気にすることなく楽しめそうです。
ケンちゃん、ウネちゃん、ありがとう!