電源供給車と支援物資が届いた話し。 | ~豚飼いと天ぷらカーと子育て~ 桜の山農場のブログ

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地域循環による豚飼い、無農薬有機農法による米作り、可能なエネルギーの自給、、を模索する日々のブログです。
生活の中で思い感じたこと、作ったものや息子の成長記録などを刻んでいけたらと思います。



変電所が浸かってしまい、電気のちゃんとした復旧自体はまだ時間がかかるという話しの中、いたるところに電源供給車が配備されて各所に電気を送り続けてくれているので、災害3〜4日目には電気が使えれるようになっています。





我が家も肉の冷凍庫やお米の貯蔵庫など、冷やしていないと困る物や、井戸水を使うためのポンプにタブレットやケータイなどの充電、夜間の照明など電気が戻ったおかげでだいぶ文明的な暮らしが出来ています。


本当に、迅速な電力会社の対応に、感謝です。




本日は、豚の餌を貰いにすんごい迂回して醤油醸造組合まで走って来ました。







本郷の生涯学習センターでは、自衛隊の給水車やお風呂が設営されています。


家が浸かってしまった地域が沢山あり、避難してる方や断水でお風呂に入れなかったり、飲み水が必要なのでいつも車が沢山あり、通りかかったタイミングでは人が並んでいました。




 



走っていると、我々のアゴくらいの水位まで水に浸かったことが分かるような後が残っています。






空港に向かう道は土砂崩れで通れないと当初聞いていましたが、すでに重機が入って片側交互通行で通れるようになっていました。






絶対水に浸かってると思っていた川の横にある中国醤油醸造組合は、わずかに水と泥が流れ込んだだけとのこと。


今回の災害では、奇跡的に普段豚の餌を頂いてる会社は全て、水に浸かることなく健在で、水道さえ復旧すればすぐに営業を再開できる状態なのだそうです。







中国醤油醸造組合と今週中に醤油カスを頂く話をしていたので、到着するまでの道こそすんごい迂回して時間かかったけど、当初の予定通り醤油カスを頂くことができました。


豚の餌がもらえない中で、首の皮一枚繋がったなという感じです。






帰り道、豚の餌を頂いてる食品工場の対岸のお宅は、復旧できるのだろうかというレベルに氾濫した沼田川の水と土砂とで半壊していました。



右に氾濫したか左に氾濫したかで、景色は一変しています。







一時的な災害ゴミの置き場になったいる廃校した小学校のグランドは、すでに満杯で次の場所へ行ってくれと張り紙があり。


このグランドの景色、中々にクルものがありました。









本郷の傷んでしまった浄水場、と思います。


道沿いなので、ここも相当に浸かってらのでしょう。





帰りに本郷の電源供給車のところで、電力会社の方にゆっくり話を聞けました。





一台300kwのディーゼル発電機を搭載した車、二台体制で区域を決めて送電しているそうです。





計器で現場の発電状況や発電機の状態、冷却水の温度や排気温度などがデジタルで表示されていました。







6600vって言ってたかな、電柱の切り替え装置で300kwh二台で賄える区域を区切ってから、送電しているそうです。
おそらく、基本的には普段の電力消費量で300kwhくらい電力消費する地域ごとに区切って配備されて、でもこんな自体だし電気を沢山使うタイミングとそうでないと時間帯とで幅があるわけで、その辺りの調整をもう一台で賄って600kwhまで対応できる体制なのでしょう。


正午頃でしたが、この時はサブ車両が100kwhくらい発電してたので400kwhくらいの電力消費でした。



この場合、メガソーラーなどの出力の大きな太陽光発電施設との連携はできないらしく、発電施設とのジョイントも切断するそうです。


太陽光発電はパワーコンディショナーという機械が商用電気の電圧を感知して、発電した電気をその電圧より少し高めの電圧にして電線に流すことで売電しています。


なので、太陽光発電所だけでは発電した電気を送電線に流すことができず、電源供給車で発電した電気に同期させて電気を供給されると、発電車の送電能力を超えた電気が供給された時に発電車が負けてヒューズみたいな安全装置が飛ぶのだそうです。









大型の太陽光発電所は災害時には使えないのだそうです。


本当に勿体ない話し。



家庭用の屋根に乗ってる3〜5kwhくらいなら、問題ないそうです。





電源供給車は車に設置された燃料タンクが荷台に載ってる発電機と車のエンジンとの両方に供給できるようになっているらしく、現状では発電機だけ回っていました。


車だけ動かしたら100L以上の燃料タンクがあるので、かなり遠くの現場まで走っていけるとのこと。



現状では1時間の軽油消費量は約14Lと言ってたように思います。


一台の電源供給車に200Lのドラム缶4本が横に置いてあり、燃料がなくなって来たらハンドポンプで供給してるそうです。



すでに、二本空になったとのこと。







こちらの車両は鳥取から駆けつけてくださっていて、我が町高坂は関西電力と書いてありました。


各地から集まって我が町の電気供給を賄ってくださってました。


三原地域で50〜60台の電源供給車が配備されているそうです。


電気が戻った暮らしへの感謝を伝えて、帰りました。









醤油カスを頂けたことで豚の餌、まだ何とか繋がっています。


古米やら家で眠ってた穀物を届けてもらったりもしています。



早く、水が復旧してくれたら町が動き出し、また豚の餌を頂けるようになります。


それまで、なんとか頑張らねばと思っています。





本日 愛農の同級生から、災害支援物資が届きました!







非常事態で気が張り詰めていましたが、少しでもリラックスできる時間を持てることが今の我々には必要な事ではと思います。







避難所でも、日用品や食料は届くけど、タバコやお酒と言った嗜好品は無いと。

でも、非常事態だし欲しいとは言いにくいという話を聞いたことがあります。



でも、非日常で過度なストレスがある中だからこそ、少しでもリラックスできる物資が喜ばれるのではと思いました。


もちろん、アルコールはトラブルの元にもなるので考えなくてはと思いますが。。



でも、我が家にはとってもありがたいと支援物資でした。


純ちゃん、ありがとーー!!