3月11日、その日、私は丁度お散歩から帰って家に居ました。

結斗に授乳していた午後2時46分、ガタガタと言う音と共に、
床が揺れ座った姿勢でもバランスを保つのが難しくなりました。

地震だ、と思った瞬間、結斗を守らなきゃと、ただその想いだけが
頭をよぎりました。
抱っこ紐と携帯と結斗を抱きしめ、
揺れが収まるのを身をかがめてじっと待ちました。

揺れがおさまった後、テレビを付けると
騒然とした感じで報道番組が流れていました。

それから、あっという間にあの東北の被災状況が・・


あれから、半月。
ニュースでは、復興に向けて少しずつ、でも確実に一歩を踏み出している
被災者の方々、そして、それを支援している様々な方々の姿が映し出され、
あまりにも大きな被害状況に、何も出来ない無力さに途方に暮れていた心が
人間の力強さと、人と人のつながりの尊さに救われる思いになります。

また、小さな子供を抱えている親として、原発の状況には細心の注意を払って
経過を見守っています。
一時は、実家の九州に避難した方が良いのではないか、とても迷いました。

でも、様々な報道の中、専門家の方々の見解や様々な資料を参考にし、
何より今も危険な原発の現場で命をかけて作業を行っている方々や
被災地で必死に生きている方々の事を思うと、
避難と言う選択を私はしませんでした。

不安や迷いはずっとずっとありましたが、
今は、自分自身が選択した道を疑いなく信じようと思います。
私も、私の家族も、ここにいて大丈夫。

そして、今、ここで、私に出来ることを一つでも多くすることに尽力しようと決めました。

寄付をする、必要とされている救援物資を送る、節電をする、冷静な消費活動をする、

不安や恐れを抱いてマイナスのエネルギーを出すことを止め、
愛と癒しのエネルギーを常に送り、平和を祈り続ける・・

今も必死で生きようとしている、日本を脅威から救おうとしている方々のために、
これからも、私に出来ること、気づいた事は行動に移します。



今、とても困難な状況にいる方々が一日でも早く

安心して暖かい食事をし、暖かいお風呂に入り、暖かい布団で眠れますように

そして、暖かい人と人とのつながりの中で一つでも多くの希望を見出すことが出来ますように



愛と祈りをこめて・・・