行政書士試験の出題意図を探る | 法務事務所

法務事務所

行政書士試験対策「法学講座」

本試験が終わった後は、各社から「講評」が出されます。

講評というのは、本試験問題を見た上で、各資格事業者の先生方やスタッフの方々が総出で作成されますから、どうしても解き方が『綺麗』になってしまいます。

例えるならプロ野球の解説みたいなもので、球が投げられ、バッターが空振りした後に解説しますから、

なんとなく「解けそうな」気持ちになります。

しかし後から言われても、本試験ではなかなかそう上手くはいかず、多くの受験生は、

「解けない」状況

にハマってしまいます。

ですから、

『講評通り、綺麗に解けたかどうか?』

ではなく、

『本試験を解くためには、具体的にどのような学習をするべきであったのか?』

を考え対策を立てる必要があります。

本試験問題はあくまで『結果』であり、その原因となる『意図』は、本試験問題を分析した上で推察することは可能です。

考えてみれば、大学教授が問題を作ってるわけですから、『意図』は何かしら存在し、一見すると不合理な出題であったとしても、その背後には試験委員にとってある種の合理的理由があるわけです。

(何事にも本音と建前があり、大切なのは『本音』を把握して対策を立てることです。)

行政書士試験は毎年度「法令・一般知識」を問わず、科目間の難易度バランスや知識力で解ける問題と思考力が必要な問題の割合等がランダムに変化していますから、それらに適応した学習をしなければ、なぜだか努力が結果に繋がらないという、勉強したポイントが本試験ではまともに当たらない、いわば空振りする感覚に襲われることになります。

講義でも再三申し上げていますが、行政書士試験に『必勝法』なんてものは存在しませんが、合格するための確率を上げる『攻略法』は存在します。