記述式で◯◯点得点すれば合格 | 法務事務所

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行政書士試験対策「法学講座」

『択一式「150」、あとは記述式で部分点を取れば合格、というパターンを目指すべきなのでしょうか?』

といったご質問について。

行政書士試験は、合格者の標準的得点分布が多いラインを目指しても、なかなかそう「計画通り」には得点できないようになっています。

特に記述式は、想定通りに得点することは難しいため、後から見直して、

『記述式は◯◯点取れていたはずだった』

と感じた方は要注意です。

なぜなら、本試験中は、
『書くべき文言が分からなかった、まとめることが出来なかった』わけですから。

『難しい択一式は捨てて、記述式という高配点ギャンブル対策に全てを打っ込む受験生が、合格を手にするのでしょうか?』

、といったご質問については、

結果論として、そう感じてしまう受験生もおられるかもしれませんが、優先すべきは択一式対策。

(択一は120点ぐらい、ギャンブル的要素が強い記述で満点近く得点する、といった学習計画は現実的ではありません。)

択一対策で必要な「条文・判例」を学習し、その知識と理解をまずは繰り返してください。

(2、3回程度の復習で頭に定着するなんてことはありませんから、反復は必要な作業です。)

『記述式で出題されそうな論点は全て書けるようにするべきですか?』という学習は、オススメしません。

可処分時間が少ない社会人の方にとっては、負担が重過ぎます。

受講生の方からすると、法学講座カリキュラムは一見すると『多い』と思われるかもしれませんが、

1年間のカリキュラムは「8〜9冊」、「行政法と民法」の講義時間は「60〜80時間」程度です。

(ただし、講義以外に、課題を復習する時間や、知識・理解を反復する作業は別途必要となります。)

ゆえに、『試験』に関係ない話しは一切しません。

(毎週末に配信する講義カリキュラムは、多忙な社会人の方にとって処理可能な分量に抑えています。)

ガイダンスでも申し上げたように、無駄を省いて本試験で合格得点ラインまで持っていくには、これがギリギリです。

これより減らすと、『運』に頼った合格を目指すことになります。

(教材が少な過ぎると、合格に必要となる「知識・理解」が足りず、『運』に頼らなければいけません。逆にテキストや問題集などの教材を増やせば増やすほど、復習『密度』が低くなり、頭に知識理解が定着しませんから、結果として得点率は低下してしまいます。つまり、教材や情報量は多ければ良い、というわけでもありません。)