こんにちは。

本日10月30日(水)発売の「an・an」リニューアル第1号!

「キュンキュン ときめく 恋してる?」52ページから5ページ、

「恋で大切なのは、ときめきのその先!
ANNAさんの恋愛誌上セミナー。」


を手がけました。

内容は、片思いのときの「最善の方法」と、「してはいけないこと」です。

ご興味のおありの方は店頭に並ぶのは1週間ですので、お早めに!


そして、現在、次の本の執筆のために缶詰中なので、
今回は単発の記事で失礼いたします。

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先日、何年かぶりに、携帯電話の古いメール、
特にお水時代の仲間のいろいろな女の子からもらったメールフォルダを
見返していました。

以下、無断で(笑)掲載いたします。
絵文字とかもできる限り近いものをチョイスして再現。

このお店では本名でお仕事をしていたので
私の名前は「ある」にして再現いたします。

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「私、あるさんにであえてよかったですドキドキドキドキ

夜の店出会いで仲良くなった人なんて今までいなかったけど

いつも出勤してあるさんがいるとほっとするし、
なんかすごく人としてあるさんに惹かれるところがあってかおキラキラ

仕事とか関係なくこれからも仲良くしてくださいラブラブ!

というか、今度ご飯たべにいきましょーよ得意げ

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「今日、来ないんでしゅかーしょぼん!?」

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「あるちゃんのいないお店は淋しいよしょぼんしょぼんしょぼん

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「ある姫は何してるのぉ!?
ある姫の浴衣姿見れないのは残念だよショック!あせるあせるあせる

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「私はあるさんの声が聴けずに欲求不満になりそうですが、こらえて頑張ります。」

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「あるさんは、すごく話しやすいし、面白いし、
いつも相談にものっていただけて、
あるさんと同じお店で働けて、本当によかったですニコニコラブラブ


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保護とかしていないため、
新しいメールが来るたびに一通ずつ消えていくので、
ほとんどなくなってしまい、めぼしいものはこれくらいしか残っていません・・・。



今、これらのメールをお読みいただいて、

「あるさんって、お店でみんなから好かれていたんだなあ」

と思われませんでしたか?(笑)


正直いって私は、これらのメールを久しぶりに見て、


「へ~。
私って、こんなに人望が厚くて、
みんなから必要とされ、慕われていた人気者だったんだな」



とニヤニヤしていましたよ。


そして数秒後、気づきました。


「ちょっと待ったああー!!!

この子たちは、こういうメールを普通に書ける子たちなんだよ。

いわば、メールのプロなんだよ」
と。


もちろん嘘というわけではないのですよ。

お金とか成績の絡むお客様へのメールではなく、同僚ですし、
嫌いなのにわざわざこんなメールを寄越すというわけではない。

ただ、

伝えたいことを、ちゃんと伝わるように言葉にしている。

さらに、伝えたいことを、1.5倍とか2倍に豊かに膨らませて、
相手がうれしくなるように表現している


ということかな、と思います。


私、これらのメールを読んで、くれた子たちのことを

「かわいいなあ~」

「いい子だなあ~」


と思いましたもの。
いただいたときも、先日読み返したときも。

すごく「自己重要感」が満たされたのですね。





彼女たちは、こういう表現が細胞レベルで身についているので、
普通に打ったメールが自然とこうなってしまうのです。


私は著書で

「男性にだけモテる、ということはあまりない。
結局、人間力をアップするということなので、
男性にモテるなら、仕事でも信頼されるし、女性からも好かれる」


ということを書きましたが、そういうことです。


まあー、同僚の女性同士で、
お仕事中の空いた時間に打つメールでコレもんですから、
お客様や狙っている男性なんかへのメールは、いかばかりのものなのか、
想像するとおそろしいものです。


上のメールが、全部そのまま、男性宛だと考えてみてください。


「私、○○さんにであえてよかったです」

「いつも出勤して○○さんがいるとほっとするし、
なんかすごく人として○○さんに惹かれるところがあって」

「仕事とか関係なくこれからも仲良くしてください」

「今日、来ないんでしゅかー」

「○○のいない●●は淋しいよ」

「○○さんの声が聴けずに欲求不満になりそう」

「○○さんと同じ職場で働けて、本当によかったです」



こんなメールをもらった男性は、私と同じ気持ちになるでしょう。

「俺って、いけてる?」

とニヤニヤするのですよ。

そして、そのメールをくれた子のことを

「かわいいなあ」「いい子だなあ」

と思うのです。





これを、「思わせぶりな言葉」というのです。

「あなたがいないのは、寂しいようー」「つまんないようー」
「ほっとするし、人として惹かれています」

と言って、いい気分にし、勘違いさせてしまう。


これは今まで本でもブログでも書いていないと思うのですが、
モテる人とモテない人の端的な違いを書きますね。

電子書籍「草食男子の愛し方」で近いことは書きました)

これ、「永久保存版」として心に刻みこんでおいてください。


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モテる人は、「思わせぶりな言動」をするが、決定的な言動はない。

モテない人は、普段は感情表現や意思表示がないのに、「突然」決定的な言動をとる。



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どういうことか解説いたします。

モテる人は、ふつーに、
上で例に出したような「思わせぶりなこと」をたくさん言います。

でも、「好きです」とか「つきあってください」は言わないのです。

「食事に行きませんか?」などのデートの誘いさえないこともよくあります。


思わせぶりなことを言われている方は、

「自分のことを好きなのかな?」

と嬉しくなってしまうので、
いつのまにか好きになってしまい、

「ご飯に行きませんか?」とか「つきあっている人はいますか?」とか
自分から距離を詰める行動をしてしまいます。


あなたも想像してみてください。

あなたに

「かわいいね」「好みなんだ」「モテるでしょ」
「いつも助かってるよ」「一緒に仕事できて楽しい」
「君みたいな子とつきあってみたいなー」


などといつも言ってくる。

でも、デートに誘うわけでも、メアドを聞いてくるわけでもない、

こういう人がモテるのってわかりますか?

いつのまにか気になって、
その人が来るのを待つようになってしまうのってわかりますか?

でも、彼は誘ってくれない。

だから焦れて、あなたから関係を進めようとしてしまうのって、わかりますか?


私はご相談されたときに

「告白はしないで、思わせぶりなことを言ってください」

と言うことがあり、


「あなたが来なくてつまらなかった」

とか

「あなたといると楽しい。この時間が終わらなければいいのに」

とか

「あなたの彼女になる人は幸せなんだろうね」

とか


を例として出すのですが、(要は、上で例に出したメールと同じです)

そうすると恋愛に慣れていない人から

「え?それって、告白してますよね!?言えません!」

と言われることがあります。


告白していません!

「間接的」に「匂わせている」だけです。


だから、「そうだね、また今度行こうね」などとスルーされても、
これなら振られていないのですよ。

ノーリスクなのです!

このあたりは、まさに今日発売の「anan」で手がけたテーマですね。





一方、モテない人は、どういうパターンか、といいますと・・・

普段は好きな人に対して緊張してしまったり意識しすぎて、
ぎこちなかったり、あまり会話ができなかったり、

逆に、完全に友達とか同僚としての態度しか出せなかったりします。


でも、心の中では、本当は好きで、つきあいたい、
それどころか結婚したい
とさえ思っているわけです。

自分の中で、じーっと思いつめているのです。


「行動」と「思い」の差が、おそろしいほど大きいのです。


まあ、そのこと自体は、まったく問題ないのですが、

その思いがついに心の許容量をつきやぶったとき、
好きな人に突然

「ずっと好きでした。つきあってください」

などと言ってしまうのですよ。


あるいは、

普段は差し障りのない話しかしていない、

「そうですか」「アハハ」とかなのに、

突然、「ご飯に行きませんか?」というメールを出したりする。


どちらにしても、言われた方からすると、

「突然」「唐突」

でびっくりするのです。


そして感じるのが、

「二人で食事に行って、何を話すの・・・?」


もっと悪い場合は、いきなりの愛の告白に、
普段の行動と、内側の思いが
あまりにも乖離していたことが垣間見えて、

「こんなに思いつめていたんだ・・・」

「重い」「怖い」

と感じさせてしまいます。


モテる人とはまったく逆なのです。

モテる人は、
自己重要感が満たされるような、
嬉しくなるようなことをたくさん言ってくる。

だから言われた方は、

「自分のことを好きなのかな?」

「そろそろ食事にでも誘われるかな?」

「告白されたらどうしようかな?」


と考えるけれども、一向にそれはないので、
少しずつモンモンとした思いが募ります。


モテない人に完全に欠如しているのが、
「思わせぶりな言動」です。

「思わせぶりな言動」という言葉がよくないですね。

これだと「相手を操るためのテク」のように感じられてしまいますが、
そういうわけではありません。


ここで言う「思わせぶりな言動」とは、本当は、


「結果ばかりを焦らず、

感情を豊かに表現して、

相手に嬉しくなってもらい、

相手の心を生かし、

相手と仲良くなっていく言動」



です。


結果を焦るというのは、結局「自分のことしか考えていない」のです。

だから、相手の心は動かない


嬉しくなる言葉を一方的にかけるというのは、

じつは、ずっと「与えているだけ」
なのです。

でも、「お食事に行きませんか?」「つきあってください」になると、

相手から「もらおうとしている」「要求している」
のです。

だから、言われた方が要求に応えられる場合は
「やったー!喜んで!」となってめでたいのですが、

応えられない場合は苦しくなる。


相手が嬉しくなって、仲良くなっていかれたら、二人とも嬉しいではありませんか。


仲良くなれば、ご飯を食べに行くのも自然ですよね?


モテない人には、
こういうバリアフリー仕様のスロープのような「なめらかさ」が、
決定的に欠けています


仲良くないのに
突然二人で会おうとする、
突然気持ちをぶつけて交際を求める
のです。

スロープの逆で、高い段差があって
「の、登れない!」となってしまうのです。


ま、そーゆーことです。

今日はとても大事なお話をしましたよ!

永久に保存して、あなたの細胞にしちゃってくださいね。





ところで、

「水商売は底辺」とか
「キャバ嬢なんかにどうしたこうした」とか
「お水の女なんか信用するほうが悪い」とか

ネットでも言われていますし、
リアルでも水商売は低く、卑しい職業のように思われがちですが、

私は少なくとも同僚として接するお水の女性たちが大好きなんです!
ウマが合うんです!


彼女たちは感情表現が豊かで、オープンで、正直で、
バカで、賢くて、話が面白くて、人間的で、頭の回転が早くて、
笑いのセンスがあって、話にオチがついていて、笑える自虐ネタが多くて、
繊細で、人の心をよく知っていて、よく気がついて、気を遣う
人達です。

一緒にいて楽しい、気持ちがいい。


要は、魅力的なのですよね。


美人とかかわいい子が多いですが、
全員がそういうわけではない。

でも、なんだかんだいっても、
それぞれの女性がそれぞれのブランドとして魅力的なのです。


まあ、仕事で嫌がらせをされたり、陰口を叩かれたこともあるにはありますが・・・
数えるくらいの回数です。

それでも、うまくいえませんが、
「欲求に忠実」というか「悪気がない」と感じるのですよね・・・。
憎くない。(笑)


では、彼女たちがなぜ蔑まれるのかといいますと、


・・・以下、ズラズラと考察を書きましたが、
まとまらないし、時間がかかりそうなので、削除いたしました。

これはまたの機会に。

お水についての考察などは、
するとしたらメルマガ「あるあるまんまる」ですると思います。

ではでは、今日はこんなところで。また!


缶詰中だからメールをご紹介してサクッと終わらせようと思ったら、
また長くなってしまいました・・・。