こんにちは。

本日もバリバリ更新してまいります。

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前の記事では


「彼の都合メガネ」をかけた、「彼から見た世界」は、
いったいどんなものなのでしょう?


と書きました。


それでは、いよいよ「彼から見た世界」を見ていきます。


いきなり彼の話に入る前に、
少しずつ「自分の都合メガネ」をはずし、
「相手の都合メガネ」をかける練習をしていきましょう。


<練習・1>

ここに、一匹のハムスターがいるとしましょう。

ハムの前に、

「ひまわりの種」「ハムスター用固形えさ」の2種類を置きました。







すると彼は、ひまわりの種ばかりを食べました。


・・・なぜでしょう?

あなたは、なぜだと思われますか?


答えは、「ハムスターはひまわりの種を食べたいと感じたから」です。


あれ?あたりまえすぎますか?

でも、ここを確認しておくことが、のちのちすごく重要です。


なぜひまわりを食べたいと感じたのかは、
ハムスターではないので、私にはわかりません。

匂いがハムスター心をくすぐるのでしょうか?

経験上、こちらのほうが舌に合うということを知っているのでしょうか?


ともかく彼は、

「固形のえさよりもひまわりの種を食べたい」と感じた

ということだけは、彼の行動という結果から見て確かなのです。


では、ハムスターは、えさを出される前から

「固形のえさは食べない。ひまわりの種しか食べない」と

「決心」
していたり、

自分の心に誓っていたのでしょうか?


いいえ。おそらく、そうではありませんよね?


<ハムの心境(想像)>

「そろそろお腹減ってきたな・・・」

「おっ、きたきたきた!」

「あっち(緑の固形のほう)は・・・なんか、まあいいや」

「わーい!(ひまわりにまっしぐら)これこれ。いい匂いだなー」

「おうふ、味もやっぱりウマーーーー。バリバリバリバリバリ・・・(無心でかじる)」


本能を言語化すると、こんな感じだと思います。

何も考えず、ただ本能のまま、うまそうなほうを食べた。

それだけではないでしょうか。



<練習・2>

では今度は、

彼の前に、「ひまわりの種」

「あなたが、だーいすきな愛ハムのために、真心と財力を込めて作ったえさ」

の2種類を置きました。


「真心と財力のえさ」とは、

軽く焼いた松阪牛と手作り有機クランベリージャムを和えて、

ゲランド塩を振ったものです。




無駄に豪華で味は微妙そうな料理を適当に書いてみたら、
それっぽい料理が実際にあった(笑)



ハムスターは、はじめはおそるおそる「真心のえさ」に近寄り、

フンフンフンフン匂いをかいだあと、

ひまわりの種にまっしぐらに向かい、ボリボリ食べはじめました。

以降、「真心のえさ」には見向きもしませんでした。


あなたは、


「なぜ、なぜ食べてくれないのよーーー!!!」

「材料費がすごくかかったのにーーー!!!」

「手間もかかったのにーーー!!!」

「私の愛がこもっているのにーーー!!!」

「私は否定されたーーー!!ダメな人間なんだーーー!!!」



と泣き叫びながら、

数時間、壁に向かってサッカーボールを蹴り続けました。

大好きなハムに裏切られたショック、悲しみ、怒りが
あとからあとから、こみ上げてくるのです。

「あなたの都合メガネ」でハムの行動をとらえているからです。


しかし、「ハムの都合メガネ」をかけてみると、どうなのでしょう。


<ハムの心境(想像)・2>

「そろそろお腹減ってきたな・・・」

「おっ、きたきたきた!」

「わーい!(ピューと走る)」

「みゅ?な、なんだろう、これ・・・」

「得体が知れない・・・」

「フンフンフンフン(嗅ぐ)」

「くさっ!なんじゃこれ」

「あ!もしかして!(ひまわりを発見)」

「わーい!(ピューと走る)」

「これこれ、いい匂いだなー」

「おうふ、いつもながら安定のウマーーーー。

バリバリバリバリバリ・・・(無心でかじる)」


本能を言語化してみました。

(ちなみに、実際のハムは加熱した牛肉とかも食べるそうですが)


・・・で、

いかがでしょう?


ハムは、

「飼い主が作ったものは食べないと心を決めました」

「ひまわりの種を一生食べるポリシーです」

「食べないことで飼い主に悲しみを味わわせたい」


と思って行動しているのでしょうか?


いいえ、ただ、

「自分が幸せになりたくて」「自然に」「何も考えず」「素で」

動いているだけですよね?

あなたは、あれほど、自分を否定されたショックを感じたというのに・・・。


「あなたの都合メガネ」と「ハムの都合メガネ」では、

見える世界がこれほど違う
のです。


以上は練習として謎のたとえでピンと来ないかもしれませんが、

こういう例もあったということだけ、

頭においておいていただければ幸いです。


つづきます。

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ところで、以下のサイトを先日たまたま見つけました。

その恋を実らせるための恋愛学習塾。

ぐっどうぃる博士、ゴマブッ子さん、志摩純一さん、羽林由鶴さんなどとともに

このブログも紹介されているのですが、ぜひご覧ください。

みなさま、プロフィール写真とかイメージ画像とともにご紹介されていますが、

このブログの画像・・・(笑)

ちょっと・・・!(笑)

ウケタ・・・・!!(笑)