こんにちは。

今日も快調に更新してまいります。

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今回は、

「人が私の意に反することをするのは、

わざとじゃないのはわかったけど、

じゃー、どうしたらいいの?

という部分に入ってまいりましょう。



さて、ここまでの話を踏まえると、重要なことが見えてきます。


<練習・2>のお話のつづきです。

あなたはどうしても

「あなたの真心と財力を込めた松阪牛のえさ」を食べてもらいたくて、

あらゆる専門店の松阪牛、あらゆるクランベリー、あらゆる火加減を試し、

そのたびにハムにあげていました。

しかし、何度あげても、ハムは食べてくれません。




ハムにとっては、

  松阪牛のえさ   <   固形えさ   <   ひまわりの種

なのですね。


そのうちにあなたの貯金は尽き、

定期を解約し、キャッシングをして、材料を買い、

空いた時間をみつけては「松阪牛のえさ」を作りつづけました。


毎日寝る前には、

ハムが松阪牛のえさを食べているところを鮮明にイメージし、

「雅治(※ハムの名)が私のえさを喜んで食べている、ありがとう」

と笑顔で100回ずつ唱え、

休日はパワースポット巡りもし、

運気がアップするようにピンクの下着も着てみたのですが、

それでも彼は食べてくれませんでした。


そんなある日、

やつれて目の下に大きなクマのできたあなたは、

いつものように

「こんなに、こんなに愛しているのに、

あなたは私の愛を受け取ってくれないのね・・・。

あっ、でもそんな学びを与えてくれてありがとうございます」

とつぶやきながら、ハムのケージをのぞきこみました。


そのときに、

あなたがポリポリかじっていた

あなたのお手製の「アーモンドと小魚を炒ったもの」の器が傾き、

ザラザラザラーッ!と中身がケージにこぼれてしまいました。


ハムの世界には、アーモンドと小魚の雨が降ってきたのです。


すると、なんとハムは

ひまわりなんてそっちのけで、

すごい勢いでアーモンドと小魚を食べはじめました。





ひまわりを超えるものが現れ、あっさりと、

   ひまわりの種    <    アーモンドと小魚

になったのです。


なぜなら、彼は

「飼い主が作ったものは食べないと心を決めました」

「ひまわりの種を一生食べるポリシーです」

「食べないことで飼い主に悲しみを味わわせたい」

と思っているわけではなく、


「自分が幸せになりたくて」「自然に」「何も考えず」「素で」

動いているだけだからです。


だから、

<松阪牛えさ>

「クンクンクン・・・、変なにおい。まずい・・・。いらない」



<アーモンドと小魚>

「え?なに?これ、うまい!今まで食ったもので一番うまい!ガツガツガツ・・・」



となっただけなのです。


彼は何も考えていません。

つまり、「決心」や「計画」などの

「意図」があって行動しているわけではない
ので、

もっと楽しくて、幸せになれるものがあれば、

素でそちらに行く
だけなのです。

ここ、重要ですよ。


つづきます。