こんにちは。

あたたかいコメントやメールをありがとうございます。(泣)

では、新刊の続きを掲載していきます。

この記事からは、プロローグです。

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プロローグ 「本当に好きな人と、ずーっと幸せ」になろう

◎「運命の人」を探してボロボロになった私



私は10代の頃から「運命の人」を追い求めていました。

その理由は、おおまかに言うと、

・自分がいわゆる家庭を守る、結婚向きの女ではないと自覚していた

・子どものころから生きることがつらくてしかたがなく、
心から愛し愛される「運命の人」に出会えれば、幸せになれると思っていた

・妥協するくらいなら一人独身でいたほうがマシだったが、
一生一人独身なのは嫌だった 

これらの理由から、今すぐ探しはじめても遅いくらいだぞ、という焦りがありました。

世間的に見てかなり高スペックな彼氏はいましたが、
なんだかピンとこないな……と思っていた学生時代のこと。

外見はとくに好みではありませんでしたが、
私の話を理解してくれる人に、生まれて初めて出会い、衝撃を受け、
「この人が運命の人だ!」と確信しました。

彼は私を好きだと言ってくれ、たくさん遊んだり、家に来たりしても、
つきあってはくれませんでした。

「自分はまったく価値がない人間だ」と思っていた私は、
振り向いてくれないからこそ、
ますます彼のことを価値のある人間だと感じ、

何もわからない真っ暗闇の中で、
ひたすら彼に体当りすることしかできませんでした。

私は彼に夢中になり執着し、もがき苦しみながら4年が経過しました。

しかし、ある日突然気がついたのです。

「この先に幸せはない」ということに。


彼の存在だけが、当時の苦しくてつらい人生の唯一の希望だったため、
彼との幸せな未来がないのだと気づいたことで、
私は生きることに絶望しました。

自殺をはかり、約3カ月、実家で自傷行為をしながら、
もうろうとした状態で過ごしました。

その期間の記憶はほとんどないのですが、
仲のよい友人たちの家に、
深夜の3時、4時の寝ている時間を見はからって電話をし、
相手が電話に出たら「バイバーイ……」と弱々しく言ってすぐに切る、
といういやがらせをしていたことを、ぼんやりと覚えています。

けれども、そのようにしながら、私は少しずつ蘇りました。

絶望のどん底より蘇ってからの私は、
なぜか、お互いを必要としあう恋愛、愛される恋愛、
大事にされる恋愛しか、できなくなくなっていました。

もちろん、妥協もムリも一切ありません。
自然にそうなっていました。

私は生まれ変わったのです。


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つづきます。

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