9月28日(月)のセミナーの
大まかな内容や様子などはこちらの記事で紹介されています。

■ちゅうつね【パートナーシップとブログを人生に活用するという事】
- Colors社長 経沢香保子「人生を味わい尽くす」blog


今日も、ちゅうつねカレッジを覗いてみて、ババババーッと浮かんできたことのつづきを書いていきます。


---

楽してお金を稼ぎたいーー!とばかり考えていたある日、

ヤロー友達のパチンコについていったところ、

ビギナーズラックで、ツキにツキまくって、
24万5千円というあぶく銭を手に入れてしまったのでした。

ヤロー友達を皮切りに、
彼氏にもレストランでおごり、
(ちなみに彼氏とヤロー友達もよく一緒に遊んでいたので、そのへんは大丈夫)

その日以降に会った妹やアイちゃん、その他の友人たちにもおごっていました。

感覚的には、日頃の感謝のような感じですね。

(みんな善意の人ばかりで、たかってくることはなく、
大事に使いな、とか、おごらなくていいよ、と言ってくれました)


私が一人で暮らしている部屋には
ベッドサイド用の小さな三段チェストが置いてあって、
その一番下の段に、勝ったお金を封筒に入れてしまっていました。

出かける前には、
その封筒から1万円札を1,2枚ずつ抜いて、
お財布に入れていました。

封筒の残りがいくらかも数えていませんでした。

お金を抜くたびに、
封筒の厚さに触れ、札がたくさんあるのを見ると、
まだまだこのお金はたくさん残っている、という
安らぎと余裕を感じました。

私は、おそらく金銭感覚は正常で、特に浪費家でもないので、
あぶく銭とはいえ、それほど派手には使っていませんでした。

しかし、それでも、人におごっていたし、
今まですごく考えてからお金を使っていたところを
それほど考えずに使うようになったので、

確実に残金は減っていきました。


2~3週間ほど経ったころ、

「このまま、人におごって、

その他、なんかわからんことに使っているうちに、

この金はなくなるな・・・」


と思いました。


「せっかく、まとまった金額が降ってきたのだから、

わけのわからないうちに、なくなってしまうのは、もったいない。

残りのお金は、何か形のあるものに使おう」

「では、何にするか・・・・」


と考えた結果、


そうだ。パソコンを買おう。


と思いついたのです。


その当時、パソコンを持っている人のほうが少なかったのでした。

感覚的には3人に1人くらいでしょうか。

私の友達は持っている人が多かったので、

「パソコン買わないの?」

と何度も聞かれていたのですが、

「だって、何に使うのかわからないし、

必要がないし、

まとまったお金もないし」


という理由で、特に興味も持っていませんでした。

その返事として、決まり文句のように

「パソコンは買ってから使い道が見つかるっていうよ」

と言われていたのですが、

自尊心をズタズタにしながら親にお金をもらって、

少しの収入を得て生きている私が、

20万とかのまとまった額(当時、パソコンは高かったのです!)を

特に必要もない嗜好品に使うわけがなかったのでした。


しかし、この状況になって、初めて、

「これはパソコン、行っとくでしょう!!」

と思ったのです。


パチンコのヤロー友達が大のパソコン好きだったので、

「あのお金でパソコン買うから!」

と、全面的に相談に乗ってもらい、
その2週間後くらいに、

DELLのほぼ最先端の40万円の
デスクトップ型パソコンを買いました!!

(雑誌の広告を見て、電話で注文して、通販でね!)


封筒の残金を数えたら、たしか16万くらいで、

(パチンコのときに財布にあった3万円を含めて計算すると、
使ったのは、約2~3週間で10万くらいだったということですね)

あとは自分の給料を足して、

足りない分は、親に「パソコン買うからお金をください」

と頼んで、送金してもらって、

(結局親からも出してもらった・・・)

買いました。




これより、もっと古い世代でしたが、このタイプでした!!

さすがに40万は当時でも高かったのですが、

一度買ったらずっと使うし、何度も買うものではない、

一大決心して買うのだから、

中途半端なものではなく、いいものを、

のように考えて、

すごくハイスペックのものにして、
スピーカーとかいろんな付属品もつけたら
40万円になってしまったのでした。


私は子供の頃からクイズとかゲームとか将棋とかが好きで、

中学時代は部活でパソコンをしていて、
BASICという言語で音楽や簡単なゲームを作ったりしていたので、

必要なくても、することがなくても、

本当は、すごく嬉しかった!!


しかし、買った当時は、

ネット料金が安く済む程度にネット検索をしたり、
(ネットはつなぎ放題ではなかったので・・・)

ブラインドタッチの練習ソフトをしたり、

最初からパソコンに入っている
ソリティアとかフリーセルとかのゲームしたり、

メモ帳に日記のように思ったことを入力したり、くらいしか

することがありませんでした。


ところが、ある日、夜中に近所のコンビニで

パソコン雑誌を立ち読みしていると、

「だれでも20分で、無料ホームページが作れる」

という特集を見つけ、

興奮でワナワナ震えながらむさぼり読みました。

そのときの私にとって、ホームページは見るだけものであり、

作れるのは、むずかしい専門知識を持っている、

パソコンエリートのような人だけだと思っていたのです。


それが・・・

それが・・・・・!

それが・・・・・・!!!


私でも無料で20分でホームページが作れるなんて!!!



頭から湯気が出るくらいのすごい興奮で、

フワフワした浮遊感の中、早足で家に帰り、

さっそく、その雑誌に書かれていた

ジオシティーズというサイトにアクセスしてみたのでした。


本当にすぐに、無料で自分のホームページを持てました。

「なんでも書ける。なにを書いてもいい!

世界中の人が読めるんだ!!」



それから私は、何日もほとんど寝ないで

ものすごい集中力と勢いで、

これまでの自分の人生を、鬱屈を、コラムにして書いたのでした。


私は自分がマイナスの心でいっぱいで、
生きることがつらくて苦しくて、
劣等感でいっぱいだったので、

同じようにマイナスでいっぱいの人に、

自分だけじゃない、と安心してほしかった。


私の存在で誰かが救われるほど、

私も救われるという感覚がありました。


だから、無我夢中で書きなぐった。

私が読みたかったことを、

それを必要としている見知らぬ誰かのために、ひたすら書いた。


自我も時間も消えていた。


これまで生きてきた鬱憤が、

初めてプラスのエネルギーに変換された瞬間でした。

ホームページのアクセス数は、日に日に増えていきました。


この日から現在まで、

ジオシティーズ、さるさる日記、まぐまぐ、アメブロ、コラム、書籍など、

私は、なんらかの文章を書き続けています。

これが私の生きる道だから!!

これが私の生きる意味だから!!


(ん?そのわりに、外に出てくる文章が少ないって・・・?)


この回は書いている途中で涙が出そうになりました。

パソコンに人生を助けられたなあと、しみじみ思ったので・・・。

しかし、執筆活動のことは、この一連の記事の本題ではないので、
今後もざっと触れるだけにしておきます。


このあと人生は変わります。

パチンコのビギナーズラックがなければ、
パソコンを買うのはいつになっていたか、わかりません。

ビギナーズラック、かーらーの、パソコンは

神様からのプレゼント、人生の転機でした。

話は前後しますが、アイちゃんと商売もするので、それも書きます。


長くなったな・・・

つづきます・・・