孫正義氏はどのような未来を予測し、何を語るのか?
それを楽しみに「SoftBank world 2015」に参加してきた。
キーワードは「IoT」「AI」「スマートロボット」
その答えは衝撃的な未来だった。
と言うことで、菅原の経営のヒントは「10年後と20年後、衝撃の未来!」
「IoT」とは「Internet of Things(モノのインターネット)」の略であり、今まではネットワークに接続されていなかった「モノ」がインターネットを介して情報をやり取りする能力を備えていくということ。
例えばこんなこと。
冷蔵庫の中に賞味期限が明日に迫った卵がある。
そのデータがインターネットを通じて、自動的に宅配スーパーに伝わり、新鮮な卵が明日自宅に届く。
人がインターネットにアクセスするのではなく、モノがインターネットに情報を流し、それに伴い様々なモノが自動的に動く仕組みである。
「AI」とは人工知能である。
急速に進化しており、孫さんは2018年にはコンピューターが人間の脳を超えるとおっしゃっていた。
芸術などクリエイティブなことはコンピューターには難しいだろうが、分析能力、判断能力などは確実にコンピューターが上回るだろう。
記憶力は言うまでもない。
「スマートロボット」はpepperが今後の主役となっていくだろう。
私が一緒に写真を撮ろうと言ったら、ずっと私を見ていた(笑)
孫さんは言うには、pepperにはすでに感情があるらしい。
まだまだ伝えたいことはあるが、このイベントで本田直之氏が話していたことをお伝えしよう。
「iPhoneが発売されたのは2007年。8年前である。
それが今ではみんなスマホを持っている。
10年前に誰も想像していなかったことが当たり前になっている。
そうなるとさらに10年後は想像を超える未来が待っている。
今、ユーチューブの視聴は子供が多い。
検索はsiri(シリ。音声検索機能)でやっている。
音声検知機能、翻訳機能は急速に進化しており、10年後には言語を学ぶ必要がなくなると思う。」
孫さんも将来はCPUの能力とメモリーの容量は現在の約100万倍に、通信速度は約300万倍になるとの試算しており、自動的な同時通訳が可能になり、教育や医療も高度化し、多くの人の働き方も大きく変わるとおっしゃっていた。
本田さんも「iPhoneとクラウドのおかげで、どこでも仕事ができるようになった。」とおっしゃっていた。
私は英語が全くできないが、これからはグローバルにビジネスを進めていく必要があると考えている。
言語を学ぶ必要がなくなるという事は衝撃的だが、私にとってはありがたい話である。
そして、さらに衝撃的な話をアメリカで事業をしている姉から教えてもらった。
「アメリカではインターネットなど、コンピューターの進化でリストラされる人が続出している。
今まで人しかできなかった仕事がコンピューターでできるようになってきているからね。
それと、ネットが繋がれば自宅で仕事ができるような時代になってきているから、20年後には子供たちが『昔は会社っていうところで働いていた時代があったんだよね』と言うような時代になるらしいよ。」
衝撃的だったけど、そんな時代になってもおかしくないと思った。
時代は急激に変化している。
この話を想定して事業を進めるか、そうでないかで10年後、20年後の姿が決まる。
時代の変化はチャンスである。
恐らく想像以上の時代になるだろうが、ぜひこのチャンスをものにしていきたい。
「SoftBank world」は2年連続で参加したが、来年は孫さんが何を語るのか、今から楽しみである。
資金繰りが良くなる会社創りの専門家・税理士
菅原由一
PS
孫さんはどのようにしてスティーブジョブズと手を組んだのか?
なぜ、たった10年で不可能と言われたドコモを抜くことができたのか?
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