お義父さんが倒れてからすぐ、善光寺さんへお百度参りをさせていただきに行ったのです。

願いが叶っても叶わなくても、ご報告に伺うというお百度参りの決まり。
お百度参りから1ヶ月以上も経ってしまいました。

本日、叶わなかったご報告をしに行ったわけですが、、、

なんとご報告していいのやら。
お百度参りをした時のことが鮮明に思い出され、
また、涙がこみ上げてくるのです。苦笑



お百度参りをした日は、小雨が降っていました。
気温も多分10度前後だったのか、裸足で歩いた濡れた石畳が冷たかったです。
小石を踏んで、思わず声を出してしまいそうになりました。(お百度参り中は声を発してはいけない決まり)
お義父さんが目を覚ましてくれるように、手を合わすたびに涙が出ました。
泣きながら往復しました。
朝4時から歩き始めたのですが、遅かったです。
片道60秒、往復2分、単純計算で3時間20分なのです。
沢山の早起きのおじいちゃんおばあちゃんに話しかけられて、返事できないのも申し訳なく、
祈る気持ちを、途中で話しかけられることによって遮られ、複雑な気持ちになったり。



お義父さんはきっと極楽浄土へ行くことができます。
祈る時間をくださり、ありがとうございました。
百度も願わせていただき、ありがとうございました。

と、ご報告したのですが、これで良かったのかどうか。苦笑

叶いませんでした…
どうして叶えてくれなかったのか…

と、出てくる思いをぐっとしまい込んで。

そんな気持ちになってはいけないのは勿論分かっています。
ごめんなさい。

本当に
ありがとうございました。



お百度参り中、泣きながら願ったお義父さんへのたくさんの思い、思い出。

笑顔に変えていくにはまだ時間がかかるけど、家族みんなで前を向いて、みんなでお酒を酌み交わすたびに、笑顔でお義父さんとの楽しかった思い出話で盛り上がれる日まで。今はかなしい

もっと一緒に飲みたかったな、とか
もっと一緒に旅行行きたかったな、とか
いつも連れて行ってもらったり、ご馳走していただいてばかりで、
自分たちでそういうことをしてあげたかったな、とか

そう思った時、まだ生きている遠くの両親のことを思い出して、
実の両親にもそういうことしたことなかったな、と思いました。
遠いからなかなか行けないけど、遠いことを言い訳にせず、行けるときに行って、出来るときにできる孝行をしないと!
と、思いました。

そんなことも含め、、、

お義父さん、
たくさんの教えをありがとうございました。



時間は有限ですね。出来ることも有限。

命あるものとして、出来ること、やりたいこと、やるべきこと。
たくさんの選択肢の中から、自分でしっかり選んで、まっとうしていきたいです。



そして、こちらは余談

初めてのお百度参り、
自分の煩悩の多さに、改めて気付かされました。
トイレ行きたい、とか、足の裏痛い、とか、おじいちゃんたちなんでお賽銭のところで井戸端会議してんだろ、とか、

祈る時は願いだけをしっかりお願いしましたが、往復の道のりの自分の煩悩にはホント、嫌になりました。苦笑




こっちは大きい門↓


大きい門からさらに門、
この道を100往復しました↓


お百度参りカウンター↓