スーパーに買い物に行った。
まだお正月の流れなのか「今年の叶えたい願いを絵馬に書きましょう!」という企画をやっていて、絵馬の形をした紙に、いろんな人が「今年の抱負」や「夢」や「願い事」を書いていた。
それがスーパーの壁に貼ってあって、レジを済ませた品物をエコバッグに詰めながら、それをなんとなく眺めていた。
「第一志望に合格しますように」
「お金持ちになりますように」
「ゲームを買ってもらえますように」
など、受験生や子どもたちの書いた願い事が、そこには書かれていた。その中で一つ、気になる絵馬があった。
「おかあさんのいうことがきけるようになりますように」
その文章を見た瞬間、怒っているお母さんが見えた気がして、胸のあたりがキュッとなった。
ひらがなで書かれたその文章の感じからだと、きっと幼稚園か小学校低学年の子どもだと思う。
言うことを聞きなさい!
なんで言うこと聞けないの!
そんな声が聞こえてしまう。
この子の「いうことが聞けない自分はダメなんだ」という思いが伝わってきて、チクッとする。
願い事が「いうことがきけるようになりたい」だなんて、この子は毎日どれだけ頑張ってるのだろう。
でも、私がここにフォーカスするのは、私自身が子どものころに
母を怒らせないように気を使い、母の顔色をうかがいながら生きてきたからなのだ。
ああ、まだ私の中におびえている小さな子がいるのだな。
私の中の小さな子と、この絵馬の形の紙を書いた子を重ね合わせて、抱きしめて「私は、あなたの言いたいことを聞きたいよ」そう言ってみた。
小さなその子は、ちょっとびっくりした顔で私を見上げ、そのあと、楽しそうにコロコロ笑って、周りを走り始めた。
子どものころに感じていた感情が、大人になっても残っていて、それが思い込みになってしまうことがある。もしそれが生きにくさに繋がっているのなら、過去の感情を眺めてみると、楽になれることもある。
その感情を、どうにかしようとしなくてもよくて、ただ「そっかそっか、そう思ってたんだね」って言ってあげるだけで、解放されることもあるのだ。
いま、辛さを抱えているのであれば、小さなころの自分に出会ってみてほしい。その子と一緒にいてあげて、手を繋いであげたら、安心して歩けるようになっていくと思うから。
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