明けましておめでとうございます。
2010年から、いづつ屋さんが、馬籠にあるご自分の山の孟宗竹を細工して下さって、
お正月のお花を活けさせて戴いています。
今年で8回目となりました。
ひと口に山から竹を切り出すと言っても、とても大変なことなのです。
真冬の北斜面の山に分け入って、キズの無い竹を探し、
5メートル以上の、水分を吸い上げた重い竹を担いで車まで運び、
川で洗って磨いた後、お店に運んで寸法に合わせて刻むのです。
いづつ屋さんに出合うまでは、こんなに美しい竹を見たことがありませんでした。
初めてお願いした書道展の広い会場でも、
美しく凛とした空間作りに一役買ってくれていました。
本当に有難いことです。
竹の花入れに入れたのは、
葉の色が珍しいジャノメマツと母が大好きだったバンダの花です。
紫色のバンダの花には、とてもゴージャスな雰囲気を感じます。
お正月の羽子板遊びの追羽根に似たツクバネもいづつ屋さんに戴きました。
ご自分の山に自生するツクバネをいつも年末に切って来て下さるのです。
ツクバネは寄生植物ですが、とても希少なものです。
色付けした枝物の名前は分かりませんが、小さな実が魅力的です。
紅い色は着色です。
昨年は、庭師さんの助けも借りて、庭のリメイクをしました。
今年は、もう少し手を入れたいと思っています。
昨年に続き、今年も花で遊び、花で楽しむ一年にしたいと思っています。
南側通路には、まだ植え込みを待つお花達で一杯です。(*^_^*)