結論から言うと私はとっても観れて良かった。
キャストも大好きな俳優さんばかりで、
繊細な演技がテーマにもとても合っていました。
とても美しくアーティスティックな映像も
素晴らしかったです!
私の周りには昔から
トランスジェンダーの友人や知り合いがいますが
当たり前に1つの個性だと感じています。
映画の舞台である今から80年以上も前は、
今よりもずっと理解を求めることが
難しかっただろうな‥
自分が自分を生きることが
こんなにも命の冒険になってしまう事に
胸が苦しくなったけど、
自分らしく生きることを選び続けたリリーさんは
とても幸せだったと私は感じました。
それを支え続けた妻のゲルダさんの愛情にも
運命的なものを感じましたね。
人間は変わっていく生き物だけど、
私だったらこんなふうに変わっていく
パートナーを支え続ける事が出来るのかしらん?
と想像を巡らせたりもしました。
(自分がリリーの立場なら、きっと
やりたい事を通す為にパートナーと別れる事を
選択すると思う。
→なので自由にしてもらいたい。
けど側に居続けるのは辛いかなぁ‥)
この辺りの単純に割り切ることの出来ない感情も
とても繊細に描かれているので
単純に悲劇でもなく、個人への理解が深まる
ストーリだと思いました。
度合いは全く違うと思いますが、
私たちも自分の個性を表に出すのは怖いもの。
自分を生きるということは
それこそ命懸けで、時には身近な
それも大切な人を傷付けることもあります。
それでもやっぱり、
人は自分を生きることが生まれてきた
テーマであると思うし
きっとそれを求める事は
止められない。
そんな事を思わせてくれる
素晴らしい映画でした!
世間に馴染めず混乱の中で「アートとの再会」を果たし、見たことのないような幸せな世界を体験するようになりました。詳しいプロフィールは▶︎こちら
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