こんにちは、さ~くです。
前回のあらすじ。
風が語りかけます。
外、何か凄い風なんですけど!
地上は走れないほどの風というわけではなのですが、まぁまぁに強風。
ただ、橋は結構高い位置にあり、遮るものがないうえ横風・・・ロードごと吹っ飛ばされない?
更にこれから渡る来島海峡大橋は今までの橋とは違って4kmとまぁまぁの長さ、一応橋にはそこそこの高さの柵があるから放り出されることはないと思うけど・・・無理くない?
天気予報見ると昼から更に風が強くなるみたい・・・詰んだ?タクシー呼ぶ?
この状況で寝直すことが出来ず右往左往(あわわ
前日も強風予報だったけど、全然余裕だったから大丈夫かなって思ってたら甘かった?
とりあえずいつでも出発できるように準備して2時間ほど色々調べながら状況をうかがっていたら風の音が弱まった?
今の内と朝5:30という日の出前の明るくなり始める時間帯に旅館を出発。事前に支払いして置いてよかった。
風は荒川峠の酷い時(10km/h以上でない)ほどではないけど、上の方はどうかは分からない。
と、地元民らしいローディー2人組を発見。
さ~く「おはようございます。今治まで行きたいのですが、この風で橋渡れますかね?」
地元民?「どうですかね?我々もまだ上の方には行ってないので分かりませんが、多分大丈夫だと思います。」
その言葉を信じ先を急ぎます。朝日が昇り始めてきました・・・・
幻想的な光景とは裏腹に内心この先のことを考えるとドキドキです(ふるえ
伯方島から大島にかかる橋は短いこともあり、一度軽く煽られましたが難なく渡りきれました。
ここから大島を横断します。そこそこに斜度の坂を上り、ローソンで朝ごはんを取り軽く休憩。
リスタートすると、ブルーライン上に寄り道コースとして亀老山展望公園って案内が書いてある・・・・
展望公園か明け方だし、昨日ほど曇ってないし最高だろうなぁ
でも、今それどころじゃねぇ!!!
行きたい気持ちをグッと堪え、先を目指します。
電光掲示板に「横風で車体煽られるから気を付けろよ」って感じで、車が風で片輪走行する絵が表示されていますが、ロードだとどうなるんですかね?
そんなことを考えながら坂を登り、下ると見えてきました来島海峡大橋。(写真撮るの忘れた)
なんかぁ~今までの橋よりもぉ~~高い位置にあるように見えるんですけどぉ~~
ついうっかり昭和のコギャル口調になりましたが、もうじき令和です。
気のせいではなく、実際に来島海峡大橋は今までの橋よりも高い位置にあります。
橋までの坂を登っていると木が風に煽られて斜めに傾いています・・・こえぇぇぇ
そして、来島海峡大橋に突入!
びゅおおおぉぉぉぉぉ~~~~~
グラッ(強風に煽られる)
ダンッ(慌てて足を付き踏ん張る)
むりむりむり!
ないないない!
こわいこわいこわい!
この強風の横風受けながら4kmの橋渡るとか頭おかしい!
きゅいんきゅいんきゅいん
きゃきゃきゃきゃきゃん
さ~く「ひぃっ」
橋の欄干を通り抜ける風の風切り音だか何だか分からないケド橋からこの世のものとは思えない音がします。
ただ、そんな状況でも橋はびくともしていないので、凄い技術だと感心する。
4km押し歩きするかぁ・・・・
早めに旅館出てきて正解かなぁ?2時間くらい歩けば渡りきれる?渡りきれば今治駅まで追い風だし楽できるなうふふふっ
橋渡りきったらオレ美味しいご飯食べるんだ(フラグ
風が怖いとは言え景色はいいので写真に撮りたいケド、しまなみ海道用に持ってきたミラーレスは何かあったら怖いのでリュックに収納中。
スマホで撮ろうとするも、強風で手を滑らせて瀬戸内海の藻屑になるところまでイメージできたので止めたw
半分くらい渡ったところで、気持ち風が弱くなった?これなら!
慌ててロードに跨り、一気に駆け抜けます。
うおぉぉぉ!渡り切ったぁぁぁ~~!超怖かった!生きてるって素晴らしいぃぃ!
ブルーラインを外れ少し登り糸山公園でパチリ。景色最高です。
時間は7:30かぁ・・・ここから今治駅までは5km、どんなにゆっくり走っても1時間以内に着いちゃうな。
電車は12:02で、1時間前くらいにはホームに居たいから・・・3時間くらい持て余すな。
これなら亀老山展望公園いっときゃよかった。
とりあえずサンライズ糸山まで移動、暖かい室内で椅子があるのでゆっくり休憩できる。
土産売り場の奥にカフェを発見したので、食事にします。
瀬戸内で捕れた・・・魚・・・なんて言ったっけ??まぁいいや(ぇ~
ふぅ美味しかった。
コーヒー1杯で1時間ほど時間をつぶし、店員の視線に耐えられなくなったので渋々出発。
今治に向かう道は基本ほぼ下り、坂を登った記憶がないくらい楽な道のりでした。
お?今治駅に向かうブルーラインとは別に松山に向かうブルーラインがある。
これなら松山まで安全に行けそうだ・・・松山は確か道後温泉(ごくりっ
今治駅に到着。
輪行準備して、ホームで1時間以上時間をつぶします。
あ、そうだ今の内にスマホ充電しておこう・・・あれ?・・・おや?
旅館にスマホの充電ケーブル忘れてきちゃった(てへぺろ
まじかぁぁぁ~~まぁドタバタしてたしね!!
どうする?まだ半分バッテリーあるけど・・・・ロードをホームに置き去りにして慌てて改札出て目の前のコンビニでケーブル買って来ましたw
そんなこともありつつ、特急しおかぜ到着。
最後尾座席の壁との間に隣の席の人のキャリーバッグが・・・
さ~く「すいません、バッグ網棚に上げてもらっていいですか?」
お隣さん「あ、輪行ですか?いいですよ」
よかった~~輪行が分かる人だ。
折角荷物を上げてもらったものの、この特急しおかぜの車体構造からロードを座席と壁の間に収納できず、仕方なく乗降口にロードを置きます。
駅に着くたび、開くドアと反対側にロードを移動させて乗降客の邪魔にならないようにします。
お隣さんはロードに乗る人らしく、少し前にしまなみ海道走ったらしいです。
聞くとしまなみ海道はシーズン中は料金所でお金を払わないといけないらしいです。
あ~~はいはい、確かに料金所3箇所くらいあった。なんだろうとは疑問に思ってましたが、なるほど~
今はオフシーズンらしいので無料で渡れるらしいです。
さて、今治駅からの帰宅ルートはちょっと考え物かな。
実は特急しおかぜ、車両数が少なくしかもロードの収納に難のある構造。団体で利用するにはちょっと厳しい。
せいぜい4人までが限界かなぁ?
でも、四国の海岸線を瀬戸内海を左手に見ながら走るので、景色は最高。この日も悔しいくらい晴れてる。
更に最後に待ち受ける瀬戸大橋、学生のとき修学旅行で来たときは何も感じませんでしたが、凄い光景で圧倒されました。
2時間ほど電車にゆられ岡山到着。
30分ほど新幹線を待ち、今回も運よく最後尾座席と壁のスペース空いてたのでロードを収納。
これで東京まで安心・・・・?今日はやたらキャリーバック持った若い子多いな。いかにも卸したてって感じのスーツ着て・・・
あ~明日から新年度か!(本気で忘れてた
地方の子はこうやって皆で一緒に上京するのか~へ~
隣に座ってる女の子なんて、必死で何かメモを取ってる。初々しいなぁ(ほっこり
女の子は京都で下車していきました。そっか~京都で就職したのか~がんばれ~(きもい
3時間ほど新幹線にゆられ東京駅に無事到着。
今回はちょっと急すぎたかな?観光スポットとかもうちょっとちゃんと調べときゃよかったか。
次来るときは1日休み使って3連休にして2日間ガッツリ楽しみたいな。あと、夕飯の出る旅館で瀬戸内の料理を堪能したい。
ルートも尾道まで往復の方が多分帰りは楽かなぁ?でも特急しおかぜからの光景も捨てがたい。
まぁ色々あったけど総合的には楽しい旅でした。
翌日、私がしまなみ海道を堪能しているころ、よしえさんが多摩川と浜名湖を往復する600kmのブルベに参加し完走したとの情報が。
私が新幹線で寝ぼけながら「あ~ふじさんだ~」とかやってた辺りを自走で往復とか・・・・
凄いを通り越して寧ろ怖いわ。