こんにちは
ご無沙汰しています
この歌、ちょっと響きました…
解説
藤原義孝(ふじわらのよしたか・天暦8年~天延2年 / 954~974年)は謙徳公 一条摂政伊尹の三男で、和歌の天才と呼ばれましたが、残念なことに天然痘にかかり、二十一歳で亡くなりました。
仏教への信仰心が篤かったと伝えられていますが、能筆家で有名な藤原行成は、藤原義孝の子どもになります。
この和歌は恋心を詠んだものですが、素直な気持ちを飾りのない形で詠んでいて、爽やかでもある若い義孝の気持ちがよく伝わってきます。
読み
きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな
季節
-
現代意訳
あなたに会うためなら惜しいとは思わなかった私の命ですが、こうしてあなたと会うことができた今は、いつまでも生きていたいと思っています。
※長くもがなと / 「もがな」は願望を表している
出典
「後拾遺集」
藤原義孝(ふじわらのよしたか・天暦8年~天延2年 / 954~974年)は謙徳公 一条摂政伊尹の三男で、和歌の天才と呼ばれましたが、残念なことに天然痘にかかり、二十一歳で亡くなりました。
仏教への信仰心が篤かったと伝えられていますが、能筆家で有名な藤原行成は、藤原義孝の子どもになります。
この和歌は恋心を詠んだものですが、素直な気持ちを飾りのない形で詠んでいて、爽やかでもある若い義孝の気持ちがよく伝わってきます。
読み
きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな
季節
-
現代意訳
あなたに会うためなら惜しいとは思わなかった私の命ですが、こうしてあなたと会うことができた今は、いつまでも生きていたいと思っています。
※長くもがなと / 「もがな」は願望を表している
出典
「後拾遺集」