Rolling days #105 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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Day #105
~Side A~




馬乗りになった僕に観念した風間ぽんが

カラダから力を抜いて『分かった、分かった、』って

うつ伏せのままバタバタした。



跨った背中から降りて座ると

風間ぽんはヨイショって腕を立てて起き上がって




「あんまヘンな風に取らないでよ?」




って言いながらあぐらをかいて

ビールを飲んだ。




「なによ、」




風間ぽんを覗き込む。




「ん~、相葉くんが自覚あるかどうか分かんないけどさ、」




チラリと目を合わせて、

また手元を見る。




「なんだよ、早く言えって、」




横にあったクッションを風間ぽんの肩に押し付けた。




「あのさ、

翔くんて、

結構相葉くんと仲いいでしょ?」



「え・・・、そうかな・・・、

普通、だと思う、けど?」



「いや・・・、

少なくともさ、他のメンバーより相葉くんには心を許してるっつーかさ、」



「そうかな・・・」




心当たりがないわけではないけれど。




「いやでもメンバーとしてね?

おれこんなんだから、絡みやすいんじゃないのかな、」



「う~ん、

・・・なんかさ、オレの印象でいうと

相葉くんだけ特別なんだよね。」



「えっ?」




何がどう特別なの?


風間ぽんにはどう見えてんの?




めっちゃ気になったけど


あんま喰い付いたら


自分の墓穴を掘りそうで




「えぇ~?そんなことないよぉ、」




ホントはすっごい聞きたいくせに




「だってりぃだぁとか

にのも、まつじゅんも、

みんなとスゴイ仲いいよ?」




知りたいくせに。




「う~ん、」



「気のせい、気のせい!」




バカだ、僕は。




自分から、



話題を止めてしまった。




#106