「ま、とりあえず飲んでよ、
泊まっていくでしょ?」
風間ぽんから言ってくれることが、
今の僕にはありがたくて。
「ん。いい?ありがとぉ、
やっぱ風間ぽん、分かってるねぇ~、」
茶化すけど
マジで感謝してるよ・・・。
飲みが進んで
風間ぽんが靴下を脱いだのを見計らって
Mさんのことを切り出してみた。
良くしてくれてたこと
この前収録で会ったこと
お酒を飲んだこと
拉致られた、こと
それから
翔ちゃんが
助けに来てくれた・・・こと。
うん、うんって、
ずっと眉間にシワを寄せてジッと聞いてた風間ぽんが
翔ちゃんが来てくれたところを話したところで
表情(カオ)を和らげて『さすが、』って小さく言った。
「ね、ちょっと待って?
今なんで『さすが』って言ったの?」
「えっ、」
風間ぽんが
一瞬やべぇって表情(カオ)をした。
「ねぇ、なんでナンデ??」
「あっ、ぃや・・・、」
バツ悪そうに口を濁すから
なんだよ教えろよって飛び付いて
二人で転がった。
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