あのショップいいっすよね、オレが一緒に行った時はいつも店長と飲みに行くハメになってさ・・・、」
MJの話に、雅紀と出会ったあのショップを思い出す。
・・・そうか・・・、
あそこはMJと一緒に行ったことあるのか・・・
「くふふふ!そうだったよねー!」
雅紀の笑い声に、ハッとして
「へぇ、そうなんだ?」
慌てて相槌をうった。
「翔さん相葉氏の唐揚げ食ったことあります?
絶品なんですよ、アレもうずっと食ってないなー、
相葉氏また作ってよ、」
「あぁ〜、ニノちゃんも唐揚げ好きだもんね!
しょぉちゃんもすげぇ唐揚げ好きなんだよ!最初の頃作ったんだよ♡
ねっ、しょぉちゃん!」
「ん?あぁ、フフ、そうだな、美味かった。」
無邪気に笑う雅紀に覗き込まれて反射的にビールを流し込む。
・・・みんなに、好かれてんなぁ、って・・・
さすが俺の雅紀、
って思うの半分、
俺だけじゃねーのかって、
ちょっと寂しいのが半分。
「あっ、オレそろそろ交代!
じゃ、お先に。櫻井さん、あとで降りて来なよ。」
「あぁ、ありがとう、行かせてもらうよ、」
立ち上がりながら差し出されたMJの拳に軽く自分の拳を合わせた。
「くふふっ!しょぉちゃん、もうまつじゅんと仲良しだね!
なぁんか嬉しいなっ!」
小首を傾げながらコロコロと笑う雅紀を見て
あ"ーーーーっ!
小っちぇー俺!!!!
って、心の中で頭を抱えた。