4月12日の試合に勝てばすべてが変わると思っていた。
でも実際にはどうだったんだろう?
涙を流して喜んでくれた人もいた。
立ち上がって応援してくれた人もいた。
でもその横でどこか冷めて試合を見ていた人がいたのも事実。
その様な人が一人でもいたとすれば残念で仕方ない。
それともはず恥ずかしがって声を出すのをためらっているのかな?
高いお金払って観に来るんだから、お客さんも楽しまなくちゃ損だと思う。
僕の試合での目標は、僕の攻撃が当たるたびに、
それこそルンピニ-やラジャダムナンのように

「オーイ!オーイ!」

という掛け声で埋め尽くされる事だ。
僕のスタイルはその分掛け声を出しやすいスタイルだと思う。
いわば観客参加型キックボクサーである。
みんなで声を出せば自分が戦ってるような錯覚に陥る事は間違い無い。
そうすればいつも黙って観戦している時よりも数倍楽しいと思う。間違い無い。
それが今回の試合でさえもその一部の人達にはつまらなく写ったんだろう。
プロってのは本当に難しい。ただ勝つだけでは認めてくれない。
少なくとも今回は、技術的にも精神的にも魅せる事が出来たはずだと思ったんだけど・・・。
十人いれば十人の見方があるわけで、勝ってなおかつ観客全員(アンチ佐藤嘉洋も含む)を
興奮のルツボに巻き込む試合を出来るようにしたいな。