口内炎が嫌いです。
私は職業柄、たまに口内炎に悩まされます。
今がそうです。
マウスピースをしていてもガードしていても、口の中は柔らかいので、軽いスパーリングでも傷つきやすいのです。
今回はしかも二ヶ所。
地獄の風車と呼ばれたラモンデッカーばりの対角線コンビネーションの如く、左右から攻めてきました。
 
栄養状態などがよければ、白っぽい口内炎にまで進化せずに治っていきます。
しかし、体内バランスが崩れていると、「そら見たことか」といった感じで痛みと共に私を悩ませてきます。
慌ててチョコラBBを飲んでも時すでに遅し。
しかし、ここで飲んでおかないと悪化する場合も。
数年前、北海道出張中にできた口内炎を自力で直そうと放っておいたら、思いのほか酷くなってしまった過去があります。
 
今回は舌の付け根の口内炎が厄介でした。
喋る仕事が3日続き、話す時にどうしても口内炎が歯に当たり、痛いんです。
特にカ行とサ行とハ行とマ行が使いづらく、まるで童謡『クラリネットをこわしちゃった』みたい。
 
なんとか根性で喋りましたが、ところどころで舌足らずな口調になっていたのは、口内炎による影響です。
左と右に口内炎があるせいで、食事も遅々として進まない。
あんな数ミリの小さな白いヤツに、ここまで四苦八苦するとは!

そもそも、口内炎ができてから対処するのではなく、口内炎ができない生活を日頃から心がけたいものです。
多くの口内炎が、栄養状態やストレスから来ているようです。
 
私は現役時代、地獄の膝小僧と呼ばれていました。
今は地獄の口内炎に怯えています。
私のカバンには、チョコラBBが常備してあります。
普通の口内炎に悩んでいる人は、2錠差し上げます。
お気軽にどうぞ。
 
自分を苦しめているのは、自分自身です。
多くの病気は、自分自身が招いています。
小さな病気から反省し、是正できれば、他の病気になる可能性も低くなります。
日頃から自分の身体に気を使いたいものですね。

ブルート通信vol.170掲載
コラム、明生人嘉(みょうじょうじんか)