8年以上連載している明生人嘉(みょうじょうじんか)が、ついに100話を迎えました。
そしてブルート通信もフルリニューアルして1年が経ちました。

コロナ禍の暇な時間に、デザインの基礎を良書から学びました。
その中で『辞書の旅』のロゴを作ろうと筆を取ったのがキッカケで、四字熟語と故事ことわざを書き始めました。
書は、余白の使い方も大切です。
つまり、字が上手くなるだけでなく、
デザインの鍛錬にもなります。

どれだけ知識を蓄えても、使わなければすぐに忘れてしまいます。
けれど、書いたり話したりすることで、自分の身体に少しずつ染み込んでいくのだと感じています。

スマホで内容をタップするのも、筆で書くのもアウトプットになります。
特に書は、小説さえ思い浮かぶように!

相手に読みやすい文章を心がけたいと常々思っています。
しかし、基礎がなっていないせいで、文字組みや字間のことなどを、まるで気にしていませんでした。

無闇に文字を大きくしたり、余分な線、余計な装飾によって、余白が削られ、逆に読みにくくしていました。
なんだか人生も同じような気がします。
しみじみ。

「書道ばっかりやってないで、たまには洗濯物たたんでよ!」

という阿鼻叫喚の叫び声が聞こえる気もしますが、私が畳むのはジムの洗濯物だけなんです。

さて、デザインの基礎を学んだことで、いろいろなことが変わりました。
途切れ途切れに学んでいた応用技が、基礎によって繋がり、相乗効果を得られたような気もします。

デザインを変えたら、文章もまとまりました。
資料もまとまりました。
しゃべりも、まともになり始めました。

もっと早くに勉強しておけば、という後悔もありますが、ここで学んだことが最良のタイミングだったのだと妥協しています。
過去があっての今。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。