今朝の外交部会では、ウクライナ情勢ついて議論した。

 

我々は、昨年の中国共産党による香港での人権侵害に関する問題で、中国共産党は信じることはできないということを学び、大方の専門家の予想を覆したロシアによるウクライナ侵略により、戦争はいつ起きてもおかしくないということを学んだ。

 

我々政治家は、国の独立と平和、そして国民の命と暮らしを守る責任がある。国破れて山河ありではだめで、国破れて憲法9条だけが残っても意味がない。そのため、時代に即した憲法や法律、政策、あるいは防衛力をしっかり整備するとともに、我が国にとって有利な国際環境を作るための強い外交力を持つことが重要である。

 

しかし先日、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射に対する制裁決議案が国連安保理で採択されたが、賛成13票反対2票で否決された。反対の2票は中国とロシアの拒否権によるもので、賛成が13票あっても可決されなかった。残念ながら、国連安保理はウクライナ問題でも北朝鮮問題でも機能していないということがまた明らかとなった。さらに、先日、中国は、ロシアのウクライナ侵略をいまだに批判していないだけでなく、戦争犯罪を行っている侵略国家であるロシアとの爆撃機による共同パトロールを日本周辺で行ったほか、尖閣あるいは台湾への挑発行動も繰り返している。

 

このことから日本は、中国、ロシア、北朝鮮の複合事態、3正面同時対処の想定をした備えを今からやらないといけない。国破れて山河ありとしないためにも、今日のウクライナを明日の日本にしないためにも。備えは一朝一夕ではできない。