こんにちは!

 
前回の記事では
『どんぐり銀行』の紹介をしましたが


どんぐりの実のなる



広葉樹

森を豊かにしてくれるだけではないんです。



海が豊かであるためには



欠かせない
大切な存在なんです。


それを教えてくれた
大好きな本の内容を紹介します。
 
『漁師さんの森づくり』
-森は海の恋人‐
 
 
著者のこの方
畠山重篤さんは
 
(画像こちらからお借りしました)
 
 
海の汚染を解決するには
 
森が大切だ
 
という事に気付かれ
 
漁師仲間を集め
 
山で植林活動を
 
始められた方です。
 
 
 
もうお願い

取り組みが
ステキすぎますお願いお願いお願い
 
ほんと、心ときめきました。
 
 
 
畠山さんは
宮城県気仙沼湾で
牡蠣の養殖をされています。
 
(画像こちらからお借りしました)
 
 
ある頃、
海の汚染がひどくなり
 
漁に障害がでるようになりました。
 
カキの実が赤くなって
売り物にならなくなりました。
 
 
これからも
カキの養殖を続けるためには
海を良くする以外に方法はない
 
それには

海だけを見ていたらダメだ
 
陸を見なくては
 
と気付かれたんだそうです。
 
 
そこで
陸の方を向いてみたら
 
水産加工所の排水や
家庭の排水の汚染
 
 
田んぼで使われている
除草剤や化学肥料が
 
 
川に流れ込んでいる様子を
目の当たりにすることになりました。
 
 
そこで改めて
川の大切さを思い
上流の様子を観察してみました。
 
 
そこで見たものは
 
水源地である、山が荒れた姿でした。
 
 
(画像こちらからお借りしました)
 
 
 
昔は雑木林が圧倒的に多かったはずが
 
戦後の植林計画によって
 
杉ばかりになっていて
 
 
しかも
 
間伐などの手入れをしていないため
 
太陽の光が入らず
下草が育たない。
 
 
 
下草が育たないと
豊かな生態系が育まれないので
 
豊かな土壌にはなりにくい。
 
 
やせた土からは
豊かなミネラルは流れ出ないだろうし
 
 
そんな山に雨がふるとどうなるか…
 
泥をとどめてくれる下草の根がないので

泥はどんどん川に流れ込んでしまいます。

(土砂崩れが起きやすい状態です。)
 
 
ミネラル不足のお水…
 
泥を含んだお水…

そして、
排水や農薬などで
汚染されたお水…


これでは
 
お魚のえさになる
プランクトンが
豊富には育たない。
 
 
プランクトンが
少ない

川や



海…


 

豊か、というには
程遠い環境ですよね。

 
この様子をみた畠山さん
 
川をきれいにしてほしい
 
森を森らしく保全してほしい
 
という思いを表すため
 
植林を始める
事を決めたそうです。
 
 
漁師が山に木を植えたら
 
川の流域に住む人たちも
 
「何をやっているんだ」
と振り向いてくれるかも知れない
 
という期待を込め…
 
 
そこで、
気仙沼湾の漁師にとって
特別な山
 
(画像こちらからお借りしました)
 
 
室根山に
植林をさせていただくために
 
山のある村に
相談に行きました。
 
 
また、この時の
畠山さんの話されたことが
最高なんです照れ
 
 
海の恵みは
山から流れてくる
栄養のおかげだ
 
山の森を守っている
村民のみなさんに
感謝をしている
 
 
と伝えたんだそうですよ。
 
 
そしたら、村長が
 
「今日は歴史的な日だ」
 
と喜んだそうです。
 
 
今まで
上流に住む人間として
山を大事にしてきたけれど
 
下流の村からは
「川を汚すな」
と言われることはあっても
 
「ありがとう」
 
と言われたことはなかった、と。
 
 
こうして
 
海の民と
山の民は
心を通わせ
 
記念すべき
漁師による植林が
行われることとなりました。
 
 
その植樹の時に
漁師たちは
上流に住む森の民に
 
海の幸を振舞ったそうです。
 
(画像こちらからお借りしました)
 
 
こんな美味しいものが育つのに
森が関係あるんですね
 
と味わいながら
 
山の民は
改めて
海の民の行為の意味を
かみしめていたそうです。
 
 
 
それから毎年
植樹祭が開かれていて
 
沢山の参加者がいらっしゃるそうです。
 
(画像こちらからお借りしました)
 
 
この植樹祭では
 
コナラ
トチ
カエデ
ブナ
 
など
 
広葉樹を植えています。
 
 
 
広葉樹は
 
葉っぱが色づき
やがて地に落ちるので
 
そこには
豊かな腐葉土ができ
 
 
土を豊かにします。
 
 
そして広葉樹の実を食べに
やってきた動物が
 
 
落とした糞を
微生物が分解し
 
さらに
土壌を豊かにします。
 
 
その豊かな土壌から
流れでた栄養分が
 
海の生き物を
育てています
 
 
すべては
繋がっているんですね照れ
 
 
 
畠山さんが代表を務める
 
NPO法人
 
 
では
 
植林の他
 
子供たちを招き
カキ養殖場での
体験学習も続けられているそうですよ。
 
 
本ではその様子も
描かれていて
 
これまた
とっても感銘を受けました。
 

 
それから、畠山さんは
私の大好きな初女さんも出演されている
 
 
にも出演されています。

(初女さんは第二番
畠山さんは第八番です。)
 
 
 
観てみたいなぁ照れ
 

それから
ハニーさんのドキュメンタリー映画

『みつばちと地球とわたし』
(上映スケジュールはこちら)


にもゲスト出演されていますよ!


 

漁師さんの森づくり
‐森は海の恋人‐

 

とっても大好きな本で
ずっと紹介したいと
温めてきた内容…
 
大好き過ぎて
とっても長くなってしまいましたが(笑)
 
最後まで
目を通して下さった方々
 
本当にありがとうございます♡
心から感謝しています。
 


クローバー参考サイト
 

畠山重篤 かしこい生き方のススメ