ヴァイオリンの先生であっても

 

音程の問題を抱えている人は多くいます。

 

 

 

指導法講座をやっていると、

 

音程の問題、とくに音階の音程がとれておらず、

 

どんどん音程が上ずっていく

 

そんな先生たちに何人にも出会いました。

 

 

学生の頃、自分の先生から

 

レッスンで音階を弾いている時に

 

音程が合っていない

 

その音は低い、高い、と細かく

 

指摘されるけれど

 

自分ではよくわからない・・・・

 

 

 

  私は本当にできなかった

 

 

これは、実は、私がそうでした。

 

音階が弾けていないと常々指摘されていました。

 

 

拙著「いまさら聞けないヴァイオリンの常識(音楽之友社)」の本の帯には

 

「不器用だった著者だからわかる」とあるのは本当のことで

 

私は本当にできない生徒だったのです。

 

 

 

レッスンではずっと何年もそんな状態が続き、

 

大学に入学してからも

 

毎回のレッスンはその繰り返し。

 

自分では練習でチューナーを使うなどして、もがいていました。

 

 

そんな私が、ある日、突然!

 

音階が弾けるようになるのです。

 

 

 

  音階が弾けるようになるには?

 

 

 

「音階が弾けるようになったね!何をやったんだ!?」

 

先生がものすごく驚いて、

 

私自身はきょとんとしてしまいました。

 

 

自分ではたいしたことをやった自覚がなかったのです。

 

これは大学2年のときのことです。

 

 

さて、私は何をしたのでしょうか・・・・?

 

 

 

 

 

ずっと何年も音程が取れていなかった

 

 

 

 

 

 

音階が・・・

 

 

 

 

 

 

なにを・・・

 

 

 

 

 

 

したかと・・・

 

 

 

 

 

 

と、余白を多くとって焦らしてみました。笑。

 

 

 

答えは「声楽」です。

 

 

教職課程を履修しており、

 

大学一年ではピアノを

 

大学2年では声楽の単位取得が必須でした。

 

 

 

このとき、大学のレッスン以外でも

 

当時お付き合いしていた彼が(なつかしい、笑)

 

声楽の人で、熱心に私を指導しました。

 

 

これが、私が音程が取れるようになった転機です。

 

 

 

 

  歌うことは全ての基本

 

 

拙著「いまさら聞けないヴァイオリンの常識(音楽之友社)」

 

106pに、「歌うことはすべての基本」と掲載しています。

 

 

 

 

音程の問題を解決するには、

 

歌うことが一番の早道です。

 

 

ですが、ちょっとコツがあり、

 

単純に歌うことだけではなく、

 

ピアノで伴奏付けをやるなど

 

和声感覚も育てることも鍵です。

 

 

指導法講座では

 

この和声感覚をつけるために

 

スケールワークを紹介しています。

 

 

和声感、音程感、読譜力も同時に育てることができる

 

我ながらよくできたシステムです。

 

 

最近、受講生で音程に問題がある人が

 

後期講座に入ってから音程の感覚がつき始めた人がいて

 

とても嬉しく思っています。

 

 

次期開講は九月です。

 

興味のある方はお問い合わせください。

https://www.kawaisayoko.com