12月6日(土)午後

横浜市内  住宅型有料 某老人ホームにて

スクラップブッキングをお伝えしてきました

要介護(認知症を含む)を必要とされる16名様のご参加



夜中まで考えたレクチャーの文章も

当日は出番ゼロでした(笑)

ハートtoハート

気持ちでいきます!

奥に座ってる方まで届かないので

「では~はじめましょう~!!!」と久しぶりの大きな声で。



ホーム長さんから

「お部屋に飾って、みなさんで鑑賞できるほうがよいですね」との

希望をいただきました



見本

キットをお渡しして



貼り付けることで

心身に負担なく短時間で

出来上がるレイアウトにしました


サポートにお二人の職員さんがいましたが

私が3人いたらと思うほど

体が足りない(TT)

そんな状況でも

サクサクとしあげる男性のみなさん

作ることが好きでコツコツと創り上げるご婦人

隣の席の人に「見せて」といわれて喧嘩しちゃう方


私は高齢者(とお呼びすることに抵抗があるのですが)の方にお伝えするときも

児童にお伝えするときも

ハンデがある方も

理想ごとかもしれませんが

いったんはフラットに接しさせていただいて

様子を見て

何が必要か

何が余分か

を決めていくスタイルです

(そのわりに、ヘタレなのでレクチャーを間際までは考えますが)


私程度のクラフトスキルの人は

世の中に大勢いらっしゃいます


材料費が200円でも2000円でも

きれいごとではなく

緊張感は同じです

200円のほうが苦労するし

頭も体も使っているかもしれません



200円のキットだから手を抜いてるんでしょう・・・と思われることが

いやなのです


今回は作業の様子(手先)だけでも

写真を撮らせていただく予定でしたが

無理でした



どんな状況の中でも

お1人でも

スクラップブッキングの楽しさや

できたときの嬉しさを

感じていただくためには

必要な会話や歩み寄りが不可欠と思うのです

たとえ

伝わらなくても・・・

なので、大勢だったり

サポートを厚く必要な場合は

ほぼ写真は撮れません(TT)



どんな場所でも

自己申し込みでない限りは

興味がない受講者もたくさんいます

家族や周囲の人に

薦められて仕方なく参加している人もいます

その中で

スクラップブッキングを

ひとつの出会いにしていただけたらと思うので

心の中だけは

熱いのですよー。

このときも

たぶん

右往左往で

家に帰っても頭から湯気が出ているかと思うほど

暑かった




最大の魅力

スクラップブッキングのために

施設の方が撮影してくれた

お1人お1人のお写真


みなさんの中に会話が生まれているということです

写真をどのように貼るか

エンベリをどう配置するかで

会話や質問のため

自ら発信されたり

交流ができることです



Aさん「〇〇さんが笑ってる顔(写真)はじめてみたよ!」

Bさん「本当だ!笑ってる顔のほうがいいよ!」

などなど


最後に

お1人お1人の作品を見ていただき

声をかけてもらい

「お疲れ様」「よくできました!」の拍手を作り手さんにしていただきました


そうしょうと思ったのは美大生涯学習の受講の最終日に

一人一人の作品に

先生のアドバイスと評価をいただく総評がありました

一同で

作品を観ることは

素敵な時間でした

同じモチーフでも

全然違う作品

一緒に観るということで共に学んだ一体感みたいなものがありました



今回は

拍手をしてもらい

照れている方もいらしたし

ニコニコしている方もいらっしゃいました

少しは楽しい時間になっていたらいいなぁと

そう願います


今回もお1人お1人、色やアイテムが違うキットをご用意しました