「209号室には知らない子供がいる」読了

文庫化されるときにタイトルが瑕疵物件になっているけど

そのタイトルがネタバレになっている(連作短編集の1話目で葵の正体には気付くけど)ような

さて、どの部屋の話でも

女性だけが被害にあっていて

葵に取り込まれるのは子供か、大人だけど中身は子供の夫

葵の正体云々より、この取り込まれる「大人だけど中身は子供の夫」が一番やっかいだし世の中こういう男性多そうだなと思ったわ

ちなみに瑕疵物件の小説で忘れられないのは

小池真理子の「墓地を見おろす家」と小野不由美の「残穢」

土地って大事だなと思うわ