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NSw:OS開発でCyanogen社との提携を試み、ソデにされた模様

NSwの開発の初期段階で、任天堂は提携を求めてCyanogenと接触した。Cyanogenの元CEO、Kirt McMaster氏によると、この提携が実現すれば、AndroidをベースにしたOSの共同開発を行っていたはずだ。だがMcMaster氏は「糞喰らえ!」と任天堂に言い放ち、この件は実現しなかった。

 

McMaster氏がTwitterにて:

 

「Cyanogenの設立からほどない時期、任天堂は私たちに携帯ハード用のOSの開発を求めてきた。私は任天堂に『糞喰らえだ!』といってやったさ。

 

「この件はまだ検討中だった。NSwは概ねカスタムのカーネルを使っていたが、Androidも一部使っていた。


 

NS: nintendoeverything Nintendo wanted to partner with Cyanogen for Switch’s OS, CEO wasn’t interested

 

                               
みらい的コメント:          
 
つまりKindleみたいなものか。以前に世を騒がせた、NSwはAndroid機であるという日経のリークは、概ね正しかったことになる。
 
元CEO氏もまた酷いぶち切れ振りだが、まあだいぶ厳しい条件を突きつけられたのだろう。IPは全部全部よこせ、開発費用は後払いで出荷台数ベースだ、くらいの。
 
*CyanogenModはCyanogenMod Inc.が開発しているAndroidをカスタマイズしたオープンソースのスマートフォンおよびタブレット向けのオペレーティングシステムである。略称はCM。日本語もサポートしている。(Wiki)
 

NSw: 三週目は4万台へ落ち込む。Wii Uからさらに半減へ

Switch 49,913台

モンスターハンターダブルクロス 848,467本

 

NS: eurogamer 「モンスターハンターダブルクロス」84万本。「閃乱カグラ」「アクセル・ワールドVSソードアート・オンライン」もランクインの「週間販売ランキング+」

 

                               
みらい的コメント:          
 
やはりWii Uの1/2か。
 
任天堂的にはホリデーのセカンドロンチに賭けているのだろうが、この売上ではさすがに予想よりもずっと下だろうし(Wii U並、というのが彼らの計画の下限だろう)、さらにMHXXの410万本どころではない低迷もダブルパンチで痛い訳で、結局はバさっといく可能性がギュンギュン高まっている感がハンパない。
 

NSw: チップはX1。ノンカスタマイズの標準版を採用

ハードウェア分析サイトTech Insightsは、NSwの分解分解記事において、NSwのTegraプロセッサのダイの顕微鏡写真を掲載した。ポイントはたった一つ。このチップのコンフィグレーションは、Shieldと同じく、Tegra X1の標準版と一致している。(略)

 

疑問になるのは、チップのコンフィグレーションが吊るしの設計と同じなのであれば、一体全体、チップのカスタマイズとは何だったのかということだ?このことについてのNvidiaの記事について書いておく必要があるが、それによると「新ハードを作り出す上でのあらゆる面についての500人年の工数」を投入した、と同社は主張しているのだ。だが今回提示された証拠は、NSwのチップは吊るしの設計と一致していることを示している。どういうことなのだろう?(略)

 

公正を期すために言っておくと、Nvidiaの記事は、単にハードウェアだけでなく、システム設計、システムソフトウェア、API、ゲームエンジン、周辺機器などについても語っている。Tegraのカスタムという言葉が意味するのは、以前からある技術を用い、ゲーム・コンソールとして動くようにしたということの結果のことを言っており、その点について言えば、確かにSwitchは大きな成果ではある。(略)

 

Tegra X1が基本設計において最も重要な要素であることは分かっていた。新ハードのチップがX1であるというリークが「仮の」チップを載せた不完全な開発キットに基づいていることを、任天堂ファンはずっと願っていたが、ファイナル・セミファイナルのクロック(それだけが20nmのTegraで現実的に可能なものだったが)を除いては、Switchの仕様のアップデートが開発者に伝えられることはついになかった。
 

 

NS: eurogamer Standard Tegra X1 'confirmed' as Switch's processor

 

                               
みらい的コメント:          
 
500人年か……
 
おそらくNVの言わんとしていたのは、カスタムに500人年分の工数を使ったということなのではなく、500人年分の工数を詰め込んだチップをNSwは載せている!凄い!ということだったのだろう。
 
……まあ、正しく理解できた人はほとんどいなかったろうが。
 

GDC2017: NSw向け開発を行っているのはわずか3%。トップはPC向けの53%

今年GDCでは、非常に多くの開発者が取り組んでいるプロジェクトを公開しているが、開発者が最も興味を引かれているハードを正確に示した統計がある。

 

公開された各ハードの開発者数を示すインフォグラフによると、WindowsPC(含むMac)が開発者に最も人気のあるハードで、開発者の53%がこのハード向けの開発に取り組んでいる。PS4(Proを含む)とXbox One(Scorpioを含む)は、それぞれ27%と22%を締めており、それぞれかなりのシェアを持っており、全開発者の24%はVR向けの開発を行っている。しかしながら、NSw向けの開発を行っているのはGDCの開発者のわずか3%に過ぎないというという事実は興味深い(そして少々気がかりな)ものだ。


 

NS: gamingbolt Only 3% of 4500 Devs At GDC 2017 Are Working On Nintendo Switch

 

                               
みらい的コメント:          
 
これは現状なので、今後はもう少し増えるかもしれない。(ちなみにVitaは発売翌年のGDC時点で9%だった。発売直後のGDCでの情報は忘れてしまったがそれよりは低かったと思う。)
 
とはいえまあ、欧米の開発者の関心は低調だ。NSwの今後は専ら国内開発者の肩にかかっているものと思う。ガンバレカプコン。
 

NSw: ゲーム向けにはCPU3コア、メモリ3GB。残りはOSがリザーブ

最新の報告によると、NSwはゲーム向けには4つのCPUコアのうち3つを使用し、4GBのメモリのうち3GB分を使用できる。つまり、システムリソースの25%(1コア+ 1 GB RAM)はOS及びバックグラウンドタスク向けにリザーブされているということだ。

 

NS: nintendotoday Report: Switch games can only access 3 CPU cores and 3 GB of RAM

 

                               
みらい的コメント:          
 
もうちょっとゲームに振ってもよかったような気はする。